INTERVIEW / その他
鳴海製陶株式会社
メルカートでモバイルCVR200%アップ「鳴海製陶」がECリニューアルをたった3名で成功させた方法とは?
当社は、磁器の中でも“高級”と位置づけられている、ボーンチャイナをメインに製造・販売している洋食器メーカーです。ボーンチャイナの量産が難しいといわれた時代に、日本国内で初めて量産に成功しました。当社の商品は、高級磁器というカテゴリの中にあって品質が優れていると評価をいただいて、国内外の高級ホテルやレストランなどで採用いただいています。

| 企業名 | 鳴海製陶株式会社 |
| サイト名 | 鳴海製陶公式オンラインショップ |
| 業種 | その他 |
| 取り組んだ課題 | 顧客体験(CX)向上短期間でのサイト構築 |
はじめに、御社の事業内容を教えてください。
※取材は2025年10月の分社化前に行いました。文中の「エートゥジェイ」は当時のメルカートの運営会社で、現在は株式会社メルカートが運営しています。
当社は、磁器の中でも“高級”と位置づけられている、ボーンチャイナをメインに製造・販売している洋食器メーカーです。ボーンチャイナの量産が難しいといわれた時代に、日本国内で初めて量産に成功しました。当社の商品は、高級磁器というカテゴリの中にあって品質が優れていると評価をいただいて、国内外の高級ホテルやレストランなどで採用いただいています。
2021年6月にリニューアルオープンした公式オンラインショップ『eナルミドットコム』では、どのような商品を取り扱っていますか?
自社の食器をメインに、アイテム数としては約3,000点を取り扱っています。商品としては、先ほど申し上げたボーンチャイナがおすすめの商品となります。ボーンチャイナは、一般の磁器と呼ばれているものよりも薄くて軽く、強度があるのが特徴です。また、同じ白の色合いであっても、温かみのあるアイボリーホワイトで温もりが伝わってくる器です。
メインとなるシリーズは「ミラノシリーズ」です。来年販売から50周年を迎えます。鳴海製陶のファンで、コレクションいただいているお客様も「ナルミの食器といえばミラノだよね」と言ってくださる代表的なシリーズです。シルキーホワイトというシリーズも45周年を超える販売実績があります。
最近では、透明性に優れた光学ガラスを使用した時計や、サンドブラスト加工で文字入れをした置物など、法人向けの記念品需要に応える商品も展開しています。
『eナルミドットコム』の強みはどういった点にありますか?
国内外のホテルなどで採用していただいている本物の器をご家庭でお使いいただけることにあると考えています。ミラノシリーズなどは「Made in Japan」の商品ですが、すべて日本の素材や技術を採用しているのも商品の強みになっています。
なぜ『eナルミドットコム』をメルカートでリニューアルすることになったのでしょうか?
鳴海製陶では、2004年から自社で公式ECショップを運営していました。しかし利用していたシステムがサポートを終了することになり、2019年秋にリニューアルの検討をはじめました。
過去にシステムのリニューアルを経験したことがあります。費用や人手、時間もかかり「単にシステムを変える」と一言では表せないほど大変だと肌感覚で理解していました。
以前のECサイトはパッケージを使っていたのですが、月額のコストにしても、機能にしても、身の丈に合っていないと感じたため、カートシステムの変更はいい変化のきっかけと捉えることもできました。
そのような課題がある中でメルカートを採用したのは、どのような点を評価したからでしょうか?
10社ほどから話を聞いて検討を進める中で、 短納期でリニューアルができ、コストがパッケージと比較しても抑えられ、使い勝手の良さがある といった点からメルカートが浮上しました。クラウドでも機能要件が整っており、 自社の基幹システムとの連携がダイレクトに可能 なことも高く評価しました。
もちろん、モバイルの最適化など、私たちが課題としてきたところが解消できることも大きかったですね。
また、ECサイトを運用していくのであれば、売り上げを上げていかなければいけません。マーケティングについても、今後エートゥジェイにサポートしてもらえることも重視しました。
さきほど、モバイル対応を重視していたとお話がありましたが、リニューアル後の状況はいかがですか?
オープンして1ヶ月弱ですが変化を感じています。リニューアル以前からECサイトへのアクセスはモバイル7割に対してPC3割という状況でしたが、信じられないほどモバイルのコンバージョンが低い状態でした。
オープンから1ヶ月ほど経ちますが、モバイルのコンバージョンは劇的に改善されました。UI・UXが改善されたことで、回遊性が上がり離脱率を低くできたことが理由の一つだと考えています。
Google Analyticsで見ても、滞在時間等が伸びていることを確認しています。さまざまな条件を考慮しても、モバイルのコンバージョンは200%増に近い手応えを得ています。
アイテム数が約3,000点ということを考えると、モバイルでの回遊性が上がることで、さらに効果が出そうですね。ところで、どれくらいの期間をかけてアイテムを登録されたのですか?
実質2ヶ月ぐらいでした。もちろん、他にシステム担当等はいましたが、兼務の者含め、3人程度の体制でした。苦労したのは、商品登録だけでなく、2002年分からの通販履歴を移行したのですが、これが大変でした。会員様が数万人、注文件数が何十万件というデータをミスなく移行させる必要があり、最終の2~3週間は時間がないと感じるほど大変でしたね。
今回準備期間を4ヶ月ほどみていましたが、旧ECサイトの運営と並行して対応したため、実質2ヶ月ほどになってしまいました。 サポートは、細かいところでも相談に乗ってくれレスポンスもよかった です。サポートがあったので2ヶ月という短期間で乗り切れました。
今後、『eナルミドットコム』でどのような展望や構想をEC領域でお持ちですか?
売り上げは1.5倍から2倍を目指しています。当社の小口販売は百貨店の食器売り場などが中心でしたが、コロナ禍が継続していく中で、EC事業は会社からも注目されています。
そのため、モールなどの展開はあるかもしれませんが、データの持ち方として、やはり自社サイトという柱があるとデータの活用ができます。自社ECサイトにはそういう役割を期待しています。
現在はベースを固めることに集中しており、集客の施策は実施していないので、今後は広告・宣伝などマーケティングや集客をあらためて考えることで、ある程度結果が残せるのではないかと期待をしています。
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