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MIGRATION STEPS

ECの移行はどの順番で進めるのか

7ステップの全体像と、各段階で決めるべきことを整理しました。

最終更新 2026年9月15日 / 監修:渡邉 章公(株式会社メルカート 代表取締役社長)

ECの移行は「課題の洗い出し → ゴールの設定 → 要件定義 → 設計 → 構築とデータ移行 → テスト → 公開」の7ステップで進めます。

所要期間は要件定義から公開まで最短2〜3か月です。既存サイトの規模、外部連携の数、移行するデータ量に比例して延びます。

最も失敗が起きやすいのは、データ移行の設計を構築の後工程に回してしまうことです。設計の段階で対象データと変換ルールを確定させてください。

7つのステップ

  1. 課題の洗い出し / 現状分析

    いま止まっている施策、外部連携の一覧、データの所在を洗い出します。この段階で「使っていない機能」を特定しておくと、要件が絞れます。

  2. ゴール・目的の設定

    乗り換えで達成したいことを先に決めます。経営層や各部署の責任者へのヒアリングで、EC全体が目指す姿を共有しておくと、あとの判断が速くなります。

  3. 要件定義

    現行機能の再現ではなく、事業成長に必要な要件から書きます。URL構造とリダイレクト方針もここで決めます。要件が固まったら、3年総額・機能の範囲・サポート体制の3軸で製品を比べます。形態の異なる3社を並べると判断しやすくなります。

  4. 設計

    情報設計(IA)と画面設計に加えて、会員・受注・商品・ポイントの対象範囲と変換ルールを確定させます。移行の設計をここで終わらせておきます。

  5. 構築 / データ移行

    サイトを構築し、決めたルールで既存データを移します。テスト移行を必ず挟みます。

  6. テスト

    並行稼働の期間と、切り替え当日の手順を握ります。公開日を固定してテスト期間を削らないようにします。

  7. リニューアルオープン

    公開後1〜3か月は主要URLの順位とインデックス状況を追います。運用に入ってからの体制を確認しておきます。

移行するデータと注意点

データ種別ごとの移行の考え方
データ移行の可否注意点
会員情報可能パスワードは再設定が必要になる場合があります
受注履歴可能保持する期間を決めます
商品マスタ可能カテゴリ構造の再設計を伴うことがあります
ポイント残高可能有効期限の扱いを事前に決めます
定期購入可能次回配送日・回数・決済情報の引き継ぎ設計が必要
レビュー可能投稿者の紐づけ方を決めます
URL・SEO評価可能301リダイレクトを1対1で設定します

SEO評価を落とさないために

  • 旧URLと新URLの1対1マッピング表を、要件定義の段階で作り始める
  • 301リダイレクトを設定し、リダイレクトチェーンを作らない
  • 記事・商品ページ内の内部リンクを新URLへ張り替える
  • XMLサイトマップを更新し、Search Consoleへ送信する
  • 構造化データ(商品・パンくず・FAQ)を移行先で再実装する

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よくある質問

会員のパスワードも移行できますか?

会員情報は移行できます。ただしパスワードは再設定が必要になる場合があります。対象範囲と変換ルールは、要件定義の段階で確定させます。

定期購入は引き継げますか?

引き継げます。次回配送日・回数・決済情報をどう移すかの設計が必要になるため、設計の工程で対象範囲と変換ルールを確定させます。

データ移行で最も多い失敗は何ですか?

データ移行の設計を、構築の後工程に回してしまうことです。要件定義の段階で対象データと変換ルールを確定させ、テスト移行を必ず挟んでください。

NEXT STEP

自社の場合はどうなるか、
ご相談いただけます

現在の構成や課題をお聞きしたうえで、進め方をお伝えします。