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バナーを作成する方法。クリックしたくなるバナーのコツと作成手順を解説
バナーは、伝えたいことを一つに絞り、ターゲットを決めてから作ります。手順は、画像とコピーを用意する、優先順位を決めて並べる、手書きでレイアウトを考える、白黒で文字を整える、最後に配色を決める、の5段階です。
はじめに
日々、インターネットサイトを閲覧している際に、さまざまな「バナー」を目にする機会は多いでしょう。バナーは、ユーザーを自社ECサイトに誘導するために欠かせない要素のひとつです。
しかし、デザインに自信がない方やECサイト担当になったばかりの方の場合、バナーをどのように作ればよいのかわからないかもしれません。
そこで今回は、そもそもバナーとは何なのかをはじめ、バナーを作成する際のコツや流れをご紹介します。
バナーとは?
そもそもバナー(banner)とは、英語で「旗」「横断幕」「旗じるし」という意味を持つ言葉です。ECサイトなどのWebサイトにおいては、サイトを宣伝するために貼られた画像のことを指します。実店舗の前に掲げられている、広告用の「のぼり」のイメージです。
Web上のバナーには画像にリンクが貼られていて、クリックすると別ページに飛ぶという仕組みです。動きのあるアニメーションで作られたバナーもあり、必ずしも静止画とは限りません。
また近年は、XやFacebookといったSNSのヘッダーにある画像のこともバナーと呼びます。
画像を使っている分、文字だけのリンクよりも目につきやすく、より多くの情報をユーザーに与えられるのがメリットです。
バナーのサイズ
バナーを使う場所は、大きく「自社サイト」と「他サイト」に分けることができます。自社サイトの場合はサイズやデザインに制限がなく自由に作成できますが、他サイトに掲載する場合は、サイズに制限があります。
また、自社サイトに掲載する場合も、掲載箇所や目的に応じたサイズを選ぶようにすることで、クリック数を増やすことができるでしょう。
Googleが提供している広告配信プラットフォーム「Google AdSense」のヘルプでは、効果が出やすいサイズとして次の5つを紹介しています。バナーのサイズに悩んだときの目安になります。
サイズは横×縦で表し、単位はpx(ピクセル)です。
| サイズ(横×縦) | 呼び名 | 向いている場所 |
|---|---|---|
| 300×250 | レクタングル(中) | 本文の中や記事の末尾 |
| 336×280 | レクタングル(大) | レクタングル(中)と同じく、本文の中や記事の末尾 |
| 728×90 | ビッグバナー | ページの上部 |
| 300×600 | ハーフページ | 強く印象づけたいとき。認知を広げる目的で使われることが多い |
| 320×100 | モバイルバナー(大) | スマートフォンの画面 |

出典:Google AdSense ヘルプ「広告サイズに関するガイド」
ECサイトでのバナーの使い分け
ECサイトでは、置く場所と目的によってバナーの役割が変わります。主な4種類の違いは次のとおりです。
| 種類 | 置く場所 | 目的 | 作るときのポイント |
|---|---|---|---|
| メインビジュアル | トップページの最上部 | 今いちばん見せたい商品やキャンペーンを伝える | 1枚に伝えることは1つ。スマホで文字が読めるか確かめる |
| 特集バナー | トップページ・カテゴリページ | 季節やテーマで商品をまとめた特集ページへ案内する | 「母の日」「新生活」など、特集の切り口を大きく見せる |
| キャンペーンバナー | トップページ・商品ページ・カートの周り | セール・クーポン・送料無料など、期間限定の情報を知らせる | 期間と条件をはっきり書き、終わったらすぐに外す |
| 広告バナー | 他社のサイト・SNS | サイトの外から新しいお客様を呼ぶ | 媒体ごとの推奨サイズと掲載ルールに合わせる |
キャンペーンバナーは、終わったあとも出しっぱなしにすると、お客様の不信につながります。メルカートの「タイマー機能」のように、指定した日時にキャンペーンページを自動で切り替えられる仕組みがあると、外し忘れを防げます。特集ページは、テンプレートでデザインをそろえられる「ページ管理」で作れます。
広告バナーとして配信する場合の種類と選び方は「ECサイトの集客に役立つ7つのWeb広告」、FacebookやInstagramへの配信は「Meta広告とは?」で解説しています。
バナー作成時の基本ルール

バナーを作る際は、レイアウトや配色、記載する情報など、さまざまな要素を考えなければいけません。バナーの質を高めてクリック数を伸ばすためには、基本的なルールを知っておくことが重要です。
何を伝えたいかを明確にする
作成を開始する前に、バナーで何を伝えたいのかを明確に設定しましょう。バナーによって、伝えたい内容や掲載する場所は異なるはずです。
キャンペーン情報や会社ロゴ、キャッチコピーなど、バナーに載せたい情報を洗い出し、その中で何を一番伝えたいのかを明確にしておくと、興味を引くバナーに仕上げやすくなります。
ターゲットを決める
バナーで伝えたいことを明確にしたら、訴求するターゲットを絞りましょう。バナーを見たユーザーから「私のことだ」と思ってもらえた方が、クリックされる率も高まります。 「女性」や「男性」と大枠を考えるのではなく、「子どもがいるキャリアウーマン」「管理職の30代男性」など、より詳細にターゲットを絞り込むのも、クリック率を高めるためのポイントです。
文字の可読性を高める
バナーで大切なのは、バナーを見たユーザーが瞬時に宣伝内容を理解できるかどうかです。
文字数が多すぎる、フォントが独特で見づらい、文字と画像の色が同化しているなど、文字が読みづらいと内容がわからなくなってしまいます。文字を読みやすく、可読性を高めることが大切です。
バナーを作成する際の手順

基本的なルールを押さえたら、実際にバナー作成を行ってみましょう。バナーを作成する際の手順は、基本的には以下の通りです。
画像やキャッチコピーなどを用意する
最初に、バナーで使用する画像やキャッチコピー、ロゴなどを用意しましょう。写真や画像を使用する場合は、著作権の問題がないかどうかを確認しておく必要があります。
また、キャッチコピーや訴求したい内容にそぐわない写真だと、バナーの効果が薄れてしまいます。写真と訴求内容が合っているかどうかも注意しましょう。
構成要素を並べる
画像などを用意したら、一度すべて並べてみて、伝えたいことの優先順位を決めるようにしましょう。何を一番伝えたいかが分かっていれば、レイアウトや文字の大きさを決める際に役立ちます。
レイアウトを手書きする
伝えたいことの優先順位が決定したら、手書きでレイアウト案を考えるのがおすすめです。一度手書きしておくと、その後の作業もスムーズに進めやすくなります。
文字と画像を別々に配置するのか、画像の上にテキストを配置するのかなど、いくつかのパターンに当てはめてみて、適切なものを選ぶようにしましょう。複数パターン作って見比べてみるのもおすすめです。
フォントや文字サイズを調整する
手書きのラフ案ができあがったら、パソコンで白黒のレイアウトを作成します。カラーでバナー作成を進めると、配色とレイアウトの両方で同時に悩んで時間がかかるので、避けた方が良いでしょう。
パソコン上でレイアウトを決めたら、フォントや文字サイズ、文字同士の間隔調整(カーニング)を行い、デザイン細部を詰めます。この時、文字数が多く余白が少ないと、ごちゃごちゃして可読性の低いバナーになってしまうので、情報量を適度に絞ることが重要です。
配色を決める
文字サイズなどのデザイン細部まで決まったら、最後にカラーを決めます。カラフルにしすぎると見づらくなるので、カラフルにしすぎないのがポイントです。
サイトやブランドイメージと異なる配色だと、バナーから飛んできたユーザーが困惑し、サイトを離れてしまう恐れがあります。基本的にはサイトやブランドと合わせた配色で設定しましょう。サイト全体のデザインの考え方は「売れるECサイトのデザインとは?」で紹介しています。
セールなどの際は、赤や黄色などの注意を引ける色を活用すると効果があります。そのような色がブランドイメージにそぐわない場合は、色の彩度を低めにするなどの工夫をしてみましょう。
バナー作成に使えるソフト
バナー作成をするからといって、必ずしもPhotoshopやIllustratorといった専用のソフトを用意する必要はありません。シンプルなバナーで良いのであれば、テンプレートが豊富なCanvaやAdobe Expressなどのオンラインツール、PowerPointなどでも作成できます。
また、どうしても自信がないという方は、バナー作成を請け負っている業者やフリーのデザイナーに外注するのも良いでしょう。
魅力的なバナーをサイトの宣伝に活用しよう
バナーは商品やキャンペーンの認知度を高めるために欠かせない要素です。しかし、ユーザーにクリックされやすい魅力的なバナーを作るためには、さまざまなコツを押さえておく必要があります。
今回ご紹介した方法を試してみたり、場合によっては外注を活用したりして、魅力的なバナーを作成しましょう。
よくある質問
バナーを作成するにはどんなツールが使えますか?
代表的なツールは3つです。「Canva」はテンプレートが豊富でデザイン知識がなくても直感的に操作できる無料ツールです。「Adobe Express」はブランド素材の管理がしやすくチーム制作に向いています。「Photoshop」はより高度なデザインや細かい調整が必要な場合に適しています。まずはCanvaでスモールスタートし、要件に応じてツールを使い分けるのがおすすめです。
クリックされるバナーを作るコツは何ですか?
クリック率を高めるポイントは3つです。①訴求内容を一言に絞り「何のバナーか」を瞬時に伝えること、②「今だけ」「限定」「無料」など行動を促すCTAコピーを目立つ位置に配置すること、③テキスト量を抑えてビジュアルで視線を誘導することです。情報を詰め込みすぎると視認性が下がるため、要素の優先順位を明確にしたシンプルな構成が基本です。
バナーのサイズや形式はどう決めればよいですか?
掲載場所に合わせてサイズを決めることが基本です。Webサイトのメインビジュアルは横長(1920×1080px程度)、SNS広告はプラットフォームごとの推奨サイズ(Instagramは1080×1080pxなど)に合わせます。ファイル形式は写真を含む場合はJPEG、透過が必要な場合はPNG、アニメーションさせる場合はGIFまたはWebPが適しています。
NEXT STEP
管理画面で、この施策がどう動くか見られます
実際の管理画面を操作した動画と、施策ごとの進め方をまとめた資料をご用意しています。設定の手間と、運用に必要な体制のイメージがつきます。