ECサイトの立ち上げを徹底解説!手順や費用、成功のポイントをわかりやすく紹介

実店舗での販売だけでなく、EC事業への参入を検討している事業者も多いのではないでしょうか。しかし、ECサイトを立ち上げた経験がないと、何から始めれば良いのか分からず、困惑してしまうかもしれません。

 

この記事では、ECサイトを立ち上げについて、具体的な手順や費用、成功に導くポイントを解説します。EC事業への参入やECサイトの立ち上げを計画している方は、ぜひ参考にしてみてください。

EC立ち上げ14ステップ失敗しないEC事業者の役割分担と落とし穴

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EC事業の立ち上げ、モール出店から?自社ECサイトから?

モール・自社ECの比較

 

EC事業の立ち上げを考える際、まず「ECモールに出店するのか」あるいは「自社ECサイトを立ち上げるか」で迷ってしまう方も多いことでしょう。

 

ECモールは手軽に出店することができ、モール自体の知名度や集客力に頼ることができる一方、商品販売に手数料がかかる、競合他社が多く価格競争に巻き込まれやすい、顧客データを施策に活用できないといったデメリットも存在します。

 

反対に、自社ECサイトはマーケティング面やサイト運用の知識やリソースが求められますが、柔軟なサイト設計やブランディング、販売戦略を実行することが可能で、顧客データを自社で管理・分析して活用することもできます。

 

それぞれ利点はありますが、中長期的な視点でEC事業の成長を目指すのであれば、自社ECの存在は不可欠です。これからEC事業を立ち上げるのであれば、将来を見据えて自社ECサイトの構築を検討するべきだと言えるでしょう。

ECサイト立ち上げの流れ

では、ECサイトを立ち上げる時は、何から始めれば良いのでしょうか。具体的なECサイト構築のフローを見ていきましょう。

 

モール型は各モールによって出店または出品の手順が定められているため、ここでは自社ECを立ち上げるまでの基本的な流れをご紹介します。

 
  1. 扱う商材やターゲットを決める
  2. ECサイトのコンセプトを決める
  3. 必要な機能とシステムを洗い出す
  4. ECサイトの構築方法を決める
  5. 決済方法を決める
  6. サイトデザインを制作する
  7. 商品登録を行う
  8. テスト注文
  9. サイトオープン

扱う商材やターゲットを決める

EC事業の立ち上げにあたって最初に考えたいのは、ECサイトで取り扱う商品です。取り扱う商品によって、保管場所や配送方法などが変わります。

 

ECサイトで売れるか、流行が過ぎていないか、配送や保管のコストが重くないかといった点を押さえて、商品を検討することがポイントです。

 

商品を決めたら、ターゲットも決めていきましょう。自社商品・サービスのもっとも象徴的な顧客像である「ペルソナ」を明確に明確にすることで、ECサイトの方向性や戦略を決めやすくなります。

 

※関連記事: ペルソナ設計とは?ECサイトにおけるペルソナの重要性をわかりやすく解説!

ECサイトのコンセプトを決める

検討した商品やターゲットを基に、サイトのコンセプトを明確にしましょう。

 

「サイトを立ち上げる目的は何か」「どのようなサイトにしたいか」「提供するサービスによって顧客はどのようなメリットを得られるか」を明確にすることは、一貫性のあるECサイトを作るうえで重要です。

 

コンセプトが明確になっていないと、求めているものと異なるECサイトになったり、その後の工程で遅れが発生したりする恐れがあります。

 

また、ECサイトは商圏を世界中に広げられる反面、競合の数も多くなります。数あるサイトから自社を選んでもらうには、競合分析を行い、自社ならではの強みや、ブランドのイメージを固めることがポイントです。

 

※関連記事: ECで成果を出すには事業計画が鍵!事業計画書の策定手順やテンプレートを紹介!

必要な機能とシステムを洗い出す

EC構築フロー比較

自社EC構築の流れとカートベンダー・制作会社の得意分野の相関図です

 

上図は、自社EC構築の流れとカートベンダー・制作会社の得意分野の相関図です。

 

ECサイトのコンセプトが定まったら、コンセプトを実現するために必要な機能やシステムの洗い出しと選定を行いましょう。

 

予算感やスケジュールといった条件も考えながら、ECサイトに求める要件を決めていくのがポイントです。

 

※関連記事: ECカートシステムの完全ガイド。主な機能や種類、カート選びのポイントを徹底解説

ECサイトの構築方法を決める

ECサイトのコンセプトと必要な機能が決まったら、思い描いているサイトを実現できるプラットフォームを選定します。

 

自社ECを構築するのであれば、ASPやオープンソース、クラウド、パッケージ、フルスクラッチのどの方法で構築するのか、どのようなシステムを使用するかといった点を決めていきます。

 

サイト構築を外注する際は、複数のカートベンダーから見積もりを取るのがおすすめです。会社によって初期費用や機能、サポートといった条件は大きく異なるので、必ず複数社から話を聞いておきましょう。

 

ベンダー選定をおざなりにした結果、構築コストが想定外に高くついたり、乗り換えが必要になったりすることもあります。

 

※関連記事: ECサイトの種類や構築方法を徹底解説!費用感や制作の流れ、成功事例まで紹介!

決済方法を決める

ECサイトに顧客がアクセスしたとしても、そのユーザーが普段使う決済方法がなければ、商品購入を諦めて離脱してしまいます。決済方法は、可能な限り豊富に用意しておくことが大切です。

 

クレジットカード決済や代金引換(代引き)、コンビニ決済、口座引き落とし、ID決済といったユーザーニーズの高い決済方法を用意しておけば、カゴ落ちを防ぎやすくなります。

 

※関連記事: ECにおける決済とは?主な決済方法やおすすめのサービスを紹介!

サイトデザインを制作する

ECサイトを構築するうえで、デザインは重要な要素のひとつです。

 

ただし、デザインがどれだけ美しくても、使い勝手が悪かったり、必要な情報が分かりにくかったりすると、ユーザーは離脱してしまいます。

 

ブランドイメージを表現したうえで、ユーザーが使いやすいサイトデザインに仕上げることを心がけましょう。

 

サイトデザインの自由度は、カートシステムによって大きく異なります。サイトデザインの自由度や拡張性の高さは、事前に確認しておくことが重要です。

商品登録を行う

サイトデザインが完成したら、ECサイトで販売する商品をカートシステムに登録します。

 

商品名や価格といった基本情報だけでなく、商品画像や説明文などの用意も必要です。

 

商品点数が増えるほど準備に時間がかかるため、早めに作業を開始することをおすすめします。カートシステムによっては、用意しておいた商品画像や説明文を、CSVデータなどで一括登録することも可能です。

テスト注文

商品の登録まで完了したら、オープン前にテスト注文を行ってみましょう。実際にカートに商品を入れて、問題なく購入できるのか確かめます。

 

購入画面までの導線がスムーズか、データ処理に問題はないか、決済会社や物流倉庫との連携に不備はないかを確認することがポイントです。

 

また、実店舗の運営と同じように、ECスタッフの教育も欠かせません。管理画面の操作やトラブル発生時の対応なども、オープン前に確認しておきましょう。

オープン

テスト注文まで問題なく終われば、ようやくECサイトのオープンです。とはいえ、ECサイトは黙っていても顧客が訪れるモノではありません。

 

メールやSNSでサイトオープンの告知を行ったり、プレスリリースを配信したりして、多くのユーザーに認知してもらいましょう。

 

また、ECサイトを運営していく中で、さまざまなトラブルに見舞われたり、サイトの問題点を見つけたりすることも考えられます。

 

顧客満足度を高めて売り上げを伸ばすために、継続的にサイトを改善していきましょう。

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EC立ち上げにかかる期間や費用相場は?

ECサイトの立ち上げにかかる期間は、構築方法によって大きく異なります。

 

例えば、無料のカートシステムを使うのであれば、数時間程度でECサイトを立ち上げることも可能です。有料のカートシステムだと、サイトデザインの制作やカスタマイズなどで3カ月程度は見込んでおきましょう。

 

フルスクラッチのような大掛かりな構築方法だと、数年かかることもあります。

 

期間と同じく、初期費用も構築方法やカートベンダーによって変わります。ASPは無料~数万円程度、クラウドは数百万円、規模が大きいパッケージやフルスクラッチは初期費用だけで数百万~数千万単位程度が目安です。

 

※関連記事: ECサイトの構築費用は?パターン別の料金相場とチェックすべき項目を紹介!

ECサイトの立ち上げなら「メルカート」

次は、ECサイトの立ち上げに役立つサービスとして、クラウドECプラットフォーム「メルカート」をご紹介します。

 

メルカートは、国内ECサイト構築実績No.1のECパッケージ「ecbeing」から生まれたサービスで、これからEC事業を立ち上げる場合にもおすすめです。

 

では、メルカートの特徴を見ていきましょう。

 

【お役立ち資料】メルカートの概要資料を無料ダウンロードする

「やりたい」を叶える充実の機能

メルカートは、「やりたい」を叶える充実の機能を備えています。

 

「ecbeing」の標準機能をクラウド上で提供しているので、パッケージ水準の充実した機能を持つECサイトをクラウドサービスの特徴を生かしリーズナブルかつスピーディに構築可能。

 

集客から販促、分析や顧客管理まで一気通貫で行うことができ、オプション機能や外部ツール連携により、ECサイトを拡張していくこともできます。

 

そのため、将来を見据えつつまずはスモールスタートでEC事業を立ち上げたいという方にピッタリなサービスだと言えます。

 

メルカートの機能を詳しく見る

立ち上げから成長まで伴走するサポート体制

メルカートは、ECサイトの立ち上げから運用開始後の成長まで、お客様に伴走してしっかりとサポートいたします。

 

お客様のご要望にしっかりと耳を傾け、たしかな実績とノウハウに基づき、お客様に合ったECサイト構築をご提案。サイト構築段階では、初期設定や機能の使い方に関するトレーニングを実施し、ECサイト立ち上げにあたってのお客様の不安や疑問を解消します。

 

さらに、ECサイトのリリース後も、専任のカスタマーサクセスチームがお客様のご質問やご相談に対応し、事業の成長をサポートします。

 

また、メルカートではWeb広告運用やコンテンツ制作、SNS・CRM支援などのメニューも提供しています。EC運用のノウハウやリソースに不安がある場合でも、安心して売上アップを目指すことが可能です。

 

メルカートのサポートを詳しく見る

「メルカート」によるECサイト立ち上げ事例

次は、「メルカート」でECサイトを立ち上げた企業事例をご紹介します。

スモールスタートで自社ECを立ち上げ(神戸屋)

パンや洋菓子などの製造・販売を手掛ける株式会社神戸屋は、「メルカート」を採用して自社ECサイトを立ち上げました。

 

同社では以前、ホームページ上で商品を掲載していたものの、購入するには実店舗を訪れてもらう必要がありました。そうしたなか、コロナ禍に突入したことで新たな販路の確立が急務になったことや、冷凍パンの定期販売に対する市場ニーズが高まり始めたこともきっかけとなり、EC立ち上げを決断。

 

システム選定の結果、スモールスタートで着実にステップアップしていける「メルカート」の採用を決定。はじめてのEC事業立ち上げに当たり、サポートの充実度も重要なポイントとなりました。

 

メルカートでのECサイト立ち上げ後、売上が順調に成長。前年同月比で約10倍の売上を記録する月も出てくるなど、着実な成長を実感されています。

 

株式会社神戸屋のメルカート導入事例をもっと見る

メルカートで自社ECを立ち上げDtoC事業をスタート(木徳神糧)

米穀製品専門の商社である木徳神糧株式会社は、「メルカート」で自社ECを立ち上げました。

 

ECサイトの立ち上げ以前、一般消費者との接点が少なかった同社は、お客様のニーズを的確に掴み、営業活動に活かしていきたいという考えを持っていました。そうしたなか、新型コロナウイルス感染症の流行により、販路拡大の必要性が増したことも重なり、DtoCの観点からECサイトの構築を決断しました。

 

サービス選定では、初期コストやメンテナンスコストを抑えてスモールスタートできる点、そしてバックオフィスの操作性に優れていて、マーケティングなどのサポートが充実している点を評価し、「メルカート」の導入を決定。

 

当初、ECやデジタルマーケティングのノウハウがほとんどなく、社内リソースも限られていることなどを課題視していた同社ですが、約4ヶ月の構築期間と1か月のテスト運営期間を経て、自社EC「コメッツ(KOMETS)」をオープン。EC立ち上げ前の課題解消にも手ごたえを感じており、現在はマーケティング面のサポートを受けながらEC事業の成長に取り組んでいます。

 

木徳神糧株式会社のメルカート導入事例をもっと見る

まとめ

さまざまなECサービスが登場している現在、思い立ってから数時間でECサイトを立ち上げることも可能になっています。しかし、中長期的な視点でEC事業を成長させていくには、入念に計画・準備をしたうえでECサイトを立ち上げることが大切です。

 

記事内で紹介した「メルカート」は、ECの立ち上げから成長まで伴走するサポート体制を整えており、「やりたい」を叶える充実の機能を備えています。

 

EC立ち上げを予定している担当者の方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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株式会社エートゥジェイ
メルカート事業責任者 / 取締役渡邉 章公

2010年に株式会社ecbeingへ入社。エンジニアとして様々なクライアントのECサイト構築支援に従事。2016年よりSaaS型のECプラットフォーム構築に参画し、2018年に新サービス『メルカート』を立ち上げ。2020年にグループ会社のエートゥジェイへ事業と共に転籍し執行役員を務め、2024年に取締役に就任。

渡辺

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