【2026年版】ECサイト構築の費用相場・内訳は?規模別の適正コストと選び方

EC事業を始める、あるいは既存サイトのリニューアルを検討する際、もっとも気になるのが「費用」ではないでしょうか。

 

「ECサイトの構築費用の目安は?」
「自社の売上規模に適した構築方法と予算感は?」
「初期費用を抑えつつ高機能なECサイトは作れる?」

といった疑問をお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。

 

ECサイトの構築費用は、無料から数千万円以上まで非常に幅広く、選ぶ「構築手法」によってコスト構造が全く異なります。安さだけで選ぶと機能不足で機会損失を招き、逆にオーバースペックなシステムは維持費が経営を圧迫します。

 

この記事では、主要な構築手法別の費用相場と、見落としがちなランニングコストの内訳、そして自社の事業規模に合った最適な選び方を解説します。

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【構築方法別】ECサイトの構築費用相場

ECサイトの費用は、構築方法によって大きく左右されます

 

主な構築手法は、「ASP」「クラウドEC」「パッケージ」「オープンソース」「フルスクラッチ」の5つがあります。

 

それぞれの費用の目安と特徴を一覧で確認しましょう。

 
構築手法 初期費用 月額費用 特徴 企業規模
ASP 無料~100万円 数千円~10万円 低コストで手軽に開始できるが、
カスタマイズ性は低い
個人~小規模
クラウドEC 300万円~ 10万円~ 常に最新システムを利用可能。
手軽さと拡張性を両立
中~大規模
パッケージ 500万円~ 10万円~ 独自要件に合わせた開発が可能だが、
サーバー管理や陳腐化への対応が必要
中~大規模
オープンソース 100万~500万円 数千円~
(サーバー代等)
ソフトウェア自体は無料だが、
開発・保守は自社責任
中規模~大規模
フルスクラッチ 数千万円~ 数十万円~ 完全オーダーメイドで制限なし。
開発期間が長くコストは最大
大規模~

では、それぞれの詳細を見ていきましょう。

ASP

ASPは、ブラウザ上の管理画面を通じて、プラットフォームが提供する機能をレンタル・利用する形式。「BASE」や「STORES」などが該当します。

 

初期費用は比較的安価で、無料から100万円程度でECサイトを構築することが可能です。手軽にECビジネスを始められるというメリットがある一方、デザインや機能、外部ツールとの連携性などの面で制限が多いというデメリットがあります。

 
  • メリット: 初期費用・月額費用ともに安価で、最短数日でオープン可能。サーバー管理も不要です。
  • デメリット: デザインや機能の制限が多く、外部システムとの連携が難しい場合があります。独自性を出しにくいため、ブランドの世界観を重視する企業には物足りないことがあります。

※関連記事: ASPとは?意味やASPサービスの例、SaaSとの違いをわかりやすく解説!

クラウド

クラウドECは、クラウド環境にあるプラットフォームを利用してECサイトを構築する形式で、弊社が提供する「メルカート」もこれに該当します。構築費用の相場は300万円から500万円程度が一般的です。

 

クラウド上でECサイトの構築・運用を行える点はASP型と共通していますが、ASP型よりもカスタマイズ性に優れ、システム連携も比較的柔軟に行えます。

 
  • メリット: システムが自動でアップデートされるため、常に最新のセキュリティと機能を利用できます。事業成長に合わせて機能を拡張しやすく、コストパフォーマンスに優れます。
  • デメリット: フルスクラッチほどの完全自由なデザイン・設計は難しい場合があります。

※関連記事: クラウドECとは?メリットやASP・パッケージとの違いを解説

パッケージ

ECサイト構築に必要な基本機能がパッケージングされた製品を購入し、自社専用のサーバー等にインストールしてカスタマイズする方法です。有名なECパッケージとしては、「ecbeing」が挙げられます。

 

柔軟なカスタマイズが可能であり、自社独自の要件を満たすECサイトを構築することができます。初期費用としては500万円から1,000万円程度が相場となっています。

 
  • メリット: 大規模な開発が可能で、基幹システムとの連携など複雑な要件に対応できます。
  • デメリット: 初期費用が高額になりがちです。また、数年経つとシステムが古くなるため、定期的なリニューアル(買い替え)が必要となり、その都度コストが発生します。

※関連記事: ECパッケージとは?費用感や特徴、ベンダー比較のポイントを紹介!

オープンソース

オープンソースは、インターネット上に無償公開されているソースコードを利用してECサイトを構築する形式です。「EC-CUBE」や「WordPress」などによる構築が該当します。

 

自社内にノウハウやリソースがあればコストをかけることなくECサイトを構築することが可能ですが、外部の制作会社に開発を依頼する場合には100万円~500万円程度が目安となるでしょう。

 
  • メリット: ライセンス費用がかからず、自社に技術力があれば安価に構築できます。
  • デメリット: セキュリティの脆弱性対応やバグ修正をすべて自社(または委託先)の責任で行う必要があります。トラブル時のメーカーサポートがないため、リスク管理が重要です。

※関連記事: 無料でECサイトを構築するメリットとデメリットとは?

フルスクラッチ

0からECサイトを構築する方法がフルスクラッチです。自由にサイトを構築できるというのが最大のメリットですが、制作にあたり莫大な費用や時間がかかる点はデメリットといえます。構築費用の相場としては少なくとも1,000万円以上、数千万円程度になるケースが一般的です。

 
  • メリット: 何の制約もなく、完全に独自のECサイトを実現できます。
  • デメリット: 開発期間が半年~1年以上かかり、初期費用は数千万円、場合によっては億円単位になります。

※関連記事: スクラッチ開発って何? メリットやデメリット、パッケージ開発との比較ポイントとは

【年商・目的別】適切な構築手法と予算感

次は切り口を変えて、年商規模や目的別に適切な構築手法と予算感をご紹介します。

年商1億円未満(スモールスタート期)

年商1億円未満であれば、まずは商品を市場に出し、テストマーケティングを行う段階です。高額なシステム投資よりも、ASPやECモールを利用してスモールスタートし、集客や広告宣伝費に予算を割くべきでしょう。

 
  • 構築方法:ASP または ECモール
  • 予算感:初期 0~100万円 / 月額 数千円~3万円

年商1億~50億円(成長~拡大期)

年商1億円以上になると、売上が伸び、バックオフィス業務の効率化や、CRM(顧客管理)によるリピート施策が必要になるフェーズです。ASPでは機能不足になりがちですが、フルスクラッチほどの投資は過剰です。

 
  • 構築方法:クラウドEC または パッケージ
  • 予算感:初期 300万~1,000万円 / 月額 10万~
  • ポイント:常に最新機能が使え、システムが陳腐化しない「クラウドEC」への移行が増えています。

年商50億円以上(独自性最優先)

年商50億円以上になると、独自の物流オペレーションや、特殊な販売形態に対応するための専用システムが必要です。

 
  • 構築方法:パッケージ または フルスクラッチ
  • 予算感:初期 数千万円~ / 月額 数十万円~

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初期費用だけじゃない!確認すべき費用の内訳・ランニングコストと拡張性

ECサイト構築時にチェックすべきポイント

 

ECサイト運営で失敗しないためには、構築費用だけでなく、その内訳やランニングコスト、拡張性についても確認しておくことが大切です。

構築費用の内訳を確認

ECサイト構築をベンダーや制作会社に依頼する場合、構築費用の内訳をしっかりと確認しましょう。

 

ECサイト制作は、依頼先の会社によって内容や料金体系に違いがあり、たとえ同じ見積もり金額であっても、含まれる作業内容が異なるケースも少なくありません。

 

構築費用だけを確認していると、想定していた作業が含まれておらず、追加でオプション料金が掛かってしまった、あるいは自社での作業が発生したり、別の制作会社を手配しなければならなくなった、といったケースが考えられます。

 

基本的な項目として、以下のような内容が含まれているか確認しておきましょう。

 
  • 要件定義・設計費:どのようなサイトを作るか決めるための費用。
  • システム開発・構築費:カートシステムの導入やカスタマイズ費用。
  • デザイン制作費:TOPページ、商品ページ等のデザインとコーディング費用。
  • データ移行費:既存サイトから会員データや商品データを移す場合の費用。

構築費以外のコストもチェック

ECサイトの運営では、サイト構築にかかる初期費用に加えてランニングコストが発生することも理解しておく必要があります。

 

たとえば、ECシステムの使用料や決済サービスの手数料、サーバーやドメインの維持費用などが挙げられます。また、フルスクラッチやECパッケージを利用してECサイトを構築した場合、開発・メンテナンスのコストも発生します。

 

そのため、サイト構築費用だけに注目するのではなく、あらかじめ以下のようなランニングコストも考慮しておくことが大切です。

 
  • システム利用料・保守費:パッケージやクラウドECの場合、月額費用や保守メンテナンス費がかかります。
  • サーバー・ドメイン費用:ASPやクラウドECでは利用料に含まれることが多いですが、パッケージやオープンソースでは別途契約が必要です(月額数千円~数万円)。
  • 決済手数料:クレジットカード決済などを利用する際、売上の3.0%~5.0%程度がかかります。
  • セキュリティ対策費:SSL証明書の更新費用や、WAF(不正アクセス対策)などの費用。
  • 集客・プロモーション費:広告費、SEO対策、SNS運用など。売上の10%~20%程度を見込むのが一般的です。

将来的な「拡張性」の確認

ECサイトを構築する際には、将来的に柔軟に拡張していけるかどうかをチェックしておく必要があります。

 

ECビジネスにおいては、事業規模によってサイトに求められる要件が変化します。そのため、事業の成長に合わせて機能を追加したり、外部システム・ツールと連携したりするケースは珍しくないのです。

 

拡張性に優れたECシステム・サービスであれば、コストを抑えつつ柔軟に機能追加やシステム・ツール連携を行うことができるでしょう。

ECサイト構築・リニューアルなら「メルカート」

ECサイト構築・リニューアルなら「メルカート」

 

ここまでは、ECサイト構築の費用やチェックポイントをご紹介しました。

 

ECサイト構築を検討中の方のなかには、クラウドECとECパッケージのどちらにするか迷っているという方も多いのではないでしょうか。

 

そこでおすすめしたいのが、クラウドECとECパッケージの利点を併せ持つ「メルカート」です。メルカートは、国内ECサイト構築実績No.1のECパッケージ「ecbeing」から生まれたクラウドECプラットフォーム。

 

では、「メルカート」の特徴を見ていきましょう。

充実の機能をクラウド上で利用できる

「メルカート」は、ECパッケージと同水準の高機能なECサイトを、クラウドサービスならではのリーズナブルな費用感で構築可能です。

 

ECパッケージ「ecbeing」の標準機能をクラウド上で利用できるので、集客から販促、分析や顧客管理まで一気通貫で行うことが可能。日々のEC運営を効率化する機能も豊富に備わっています。

 

また、オプション機能や外部ツール連携により、必要に応じてECサイトを拡張していくことが可能です。EC事業の成長に合わせて、ECパッケージ「ecbeing」へと短期間・低コストで移行することも可能なので、将来的な事業成長を見据えつつスモールスタートしたいという場合におすすめです。

売上アップを後押しする充実のサポート

ECビジネスで売上を伸ばしていくためには、ECサイト構築後の運用が非常に重要です。

 

そして「メルカート」では、お客様の売上アップを後押しする充実のサポート体制を整えています。

 

たとえばECサイトの構築段階では、お客様がECサイトを運営できるよう詳細なトレーニングを実施。ECサイトの構築後も、専任のカスタマーサクセスチームが、EC運営に関する疑問や相談にお応えします。

 

Web広告運用やコンテンツ制作、SNS・CRM支援などのメニューも提供しているので、EC運用のノウハウやリソースに不安がある場合でも、安心して売上アップを目指すことが可能です。

 

【お役立ち資料】メルカートの概要資料を無料ダウンロードする

「メルカート」によるECサイト構築・リニューアル事例

最後に、「メルカート」を導入してECサイトを構築・リニューアルした事例をご紹介します。

スモールスタートで順調に売上増加!(神戸屋)

パンや洋菓子などの製造・販売を手掛ける株式会社神戸屋は、「メルカート」を採用して自社ECサイト「神戸屋オンラインストア」を新規オープンしました。

 

同社では従来、ホームページで商品を紹介していたものの、実店舗を訪れなければ購入することができませんでした。そこで同社はECを通じて「神戸屋」ブランドを発信する構想を開始。コロナ禍で既存の販売ルートの売上が低迷したことや、冷凍パンの定期販売に対する市場ニーズが高まり始めたこともあり、EC市場への参入を決断しました。

 

システム選定では、スモールスタートで着実にステップアップできる点を評価し、「メルカート」の採用を決定。EC運営のノウハウに不安があった同社にとって、サポートの充実度も重要なポイントとなりました。

 

メルカートでのECサイト構築後、売上は順調に成長。前年同月比で約10倍の売上を記録する月も出てくるなど、確かな手応えを実感されています。

 

株式会社神戸屋のメルカート導入事例をもっと見る

イニシャルコストを抑えてECサイトをリニューアル(極洋)

魚を中心とする総合食品会社である株式会社極洋は、メルカートを採用して公式通販サイト「キョクヨーマルシェ」をリニューアルオープンしました。

 

以前よりECサイトを運営していた同社でしたが、当初の目的はブランディングがメインであり、大きな収益にはつながっていない状況でした。加えて、旧ECサイトは機能的に古く、スマートフォンに対応していないほか、ベンダーのサポート面にも課題を感じていました。

 

そうしたなか、EC市場の拡大に伴い、同社でもEC事業の収益増加を目指すことが決定し、ECサイトのリニューアルを検討開始。サービス選定の結果、イニシャルコストやランニングコストを抑えてスタートできるSaaS型であり、なおかつ機能面も充実している点が決め手となり、「メルカート」の採用に至りました。

 

「メルカート」によるリニューアル後、ECサイトでの受注数が大幅に増加。前年度比300%アップの売上を達成するなど、EC事業の成長を実感されています。

 

株式会社極洋のメルカート導入事例をもっと見る

 

【お役立ち資料】ECリニューアル手順書を無料ダウンロードする

ECサイトの構築費用に関するQ&A(FAQ)

ここでは、ECサイトの構築費用に関するよくある質問とその回答について、改めて確認していきましょう。

Q1. ECサイト構築費用の相場はどのくらいですか?

A. 構築方法により異なり、ASPは無料~100万円、クラウドECは300万円~、パッケージは500万円~、オープンソースは100~500万円、フルスクラッチは1000万円以上が目安となります。

Q2. 年商1億円未満でスモールスタートする場合の構築方法や予算感の目安は?

A. 年商1億円未満なら、初期費用が安価なASPでの構築やECモールへの出店が推奨されます。システム投資よりも集客や広告費に予算を割き、まずは商品を市場に出してテストマーケティングを行う段階に適しています。

Q3. 年商1億円から50億円程度の売り上げ規模に適した構築方法は?

A. 売上が伸び、バックオフィス業務の効率化や、CRM(顧客管理)によるリピート施策が必要になるため、クラウドECやECパッケージでの構築が推奨されます。

Q4. 年商50億円以上の売り上げ規模に適した構築方法はありますか?

A. 独自の物流オペレーションや、特殊な販売形態に対応するための専用システムが必要になるため、大規模開発を前提としたパッケージやフルスクラッチでの構築が選択肢となります。

Q5. 構築費以外にかかるランニングコストには何がありますか?

A. システム利用料や保守費、サーバー・ドメイン費用、決済手数料(売上の3~5%)、セキュリティ対策費などです。また、売上の10~20%程度を広告などの集客費として見込む必要があります。

まとめ

今回は、ECサイトの構築費用について、構築する方法別の料金相場や確認しておきたいポイント、おすすめのECサイト構築ソリューションについてご紹介しました。

 

ECサイトは構築方法によって初期コストが大きく異なり、費用について確認すべき項目も存在します。ECサイトの構築やリニューアルを検討している方は、今回ご紹介した情報も参考に構築方法やサービスを選定してみてはいかがでしょうか。

 

記事内でご紹介した「メルカート」は、ECパッケージと同水準の高機能なECサイトを、クラウドサービスならではのリーズナブルな費用で構築・運営可能ですので、ぜひお気軽にご相談ください。

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この記事の監修者

株式会社エートゥジェイマーケティング責任者座間 保

2007年に㈱エートゥジェイの創業に参画し2009年に独立。マス媒体以外のトリプルメディアを活用した一貫性のあるWeb戦略立案・戦術プランニング・実行・分析・改善に携わる。結果を重視した戦略的なECサイトやオウンドメディア構築を行う。WebメディアやWeb関連事業の起業を3度経験した、シリアルアントレプレナー。2017年に㈱エートゥジェイに出戻り、マーケティング部門を統括している。

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