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ECサイトの基本施策を徹底解説!集客から販促、顧客育成まで実現するECカートと成功事例を紹介!

ECサイトの売上を伸ばし、事業を成長させていくには、集客や販促、顧客育成などさまざまな施策に取り組む必要があります。
しかし、
「ECサイトの施策にはどんな種類があるの?」
「どんな施策から取り組むべき?」
「さまざまな施策を実行できるECカートは?」
といった疑問をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
本記事では、7つのテーマ別にECサイトの基本施策を解説するとともに、さまざまな施策を実現するECカートや売上アップの事例をご紹介します。ECサイトの施策について知りたい方はぜひ参考にしてみてください。
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覚えておきたいEC売上の方程式
ECサイトの基本施策について見ていく前に、ECサイトの売上がどのような要素で成り立っているのかを確認しておきましょう。
基本的に、ECサイトの売上は「アクセス数」「コンバージョン率(CVR)」「客単価」という3要素を掛け合わせた以下の方程式で表すことができます。
ECサイトの売上=アクセス数×コンバージョン率(CVR)×客単価
「アクセス数」「CVR」「客単価」の3要素はいずれも等しく重要ではありますが、自社ECの状況によって強化・改善すべき要素の優先順位は変わります。
自社ECの課題を客観的に把握したうえで、優先的に改善すべき要素に対し、有効な施策を実行することが重要です。
※関連記事: ECサイトは戦略が重要!売上を伸ばすための基本戦略や成功事例を解説!
【テーマ別】今すぐ取り組むべきECサイトの基本施策
ECサイトを運営する事業者が取り組むべき基本施策について見ていきましょう。
ここでは、施策の種類を7つのテーマに分け、代表的な施策例をご紹介します。
集客施策
ECサイトの売上を伸ばしていくためにも、まず取り組みたいのが集客施策です。
なかでも代表的な取り組みとしては、SEO(Serch Engine Optimization|検索エンジン最適化)やWeb広告への出稿が挙げられます。
SEOは、検索結果画面での上位表示を目指す施策であり、検索エンジンからの流入増加に有効です。一方で、効果が出るまでに数か月以上かかるため、後述するWeb広告と合わせて取り組むケースも多々あります。
※関連記事: ECサイトにおけるSEOとは?基本から近年のトレンド、フェーズ別の実践方法を解説!
Web広告は、出稿先の媒体に広告を配信・表示し、ターゲットとなるユーザーにアプローチする手法です。広告の種類にもよりますが、コストをかけることで確実にターゲットにリーチでき、細やかにターゲティングできる点が利点だと言えます。
※関連記事: ECサイトの集客に役立つ7つのWeb広告を解説!運用のポイントや成功事例も紹介!
【集客施策の例】
- SEO(テクニカルSEO・オンページSEO)
- Web広告の出稿
- SNSでの情報発信
- プレスリリースを配信
- アフィリエイトプログラム導入
など
CVR改善施策
CVR(コンバージョン率)改善施策もまた、売上アップに直結する取り組みのひとつです。
たとえば、EFO(Entry Form Optimization|入力フォーム最適化)や、ナビゲーションの改善、CTAボタンの見直しなどが効果的です。
とくに購入時の入力フォームに関しては、コンバージョン直前のステップであり、必ず見直したいポイントのひとつ。省略できる入力項目はないか、必須・任意項目はわかりやすいか、入力ミスや漏れに対するリアルタイムアラートは表示できるかなど、ユーザーがストレスなく購入できる環境を整えましょう。
【CVR改善施策の例】
- EFO(入力フォーム最適化)
- ナビゲーションの改善
- CTAボタンの改修
- サイトデザインのモバイル最適化
など
顧客育成・リピート施策
EC事業の継続的な成長を目指すには、顧客育成・リピート施策も欠かせません。
リピート購入の増加は収益の安定化につながり、リピーターがファン化・ロイヤルカスタマー化することで、ユーザーが自ら友人や知人に商品を勧めてくれたり、SNSで口コミを発信してくれたりと、自社商品・ブランドの広告塔のような役割を果たしてくれる可能性があります。
※関連記事: ロイヤルカスタマー(ロイヤル顧客)とは?優良顧客との違いや育成の方法・事例を紹介!
顧客育成・リピート施策の例としては、ポイント・会員ランク制度の導入や、セグメント別のパーソナライズ配信、定期購入・サブスクリプションの提供などが挙げられます。
【顧客育成・リピート施策の例】
- ポイント・会員ランク制度
- 定期購入・サブスクリプションの提供
- セグメント別のパーソナライズ配信
- アフターサポートの充実化
- SNS・コミュニティでのファンとの交流
など
物流・カート周りの改善施策
顧客満足度を高めるためにも取り組みたいのが、物流・カート周りの改善施策です。
主な施策としては、配送方法や日時・受取場所などのオプションを用意したり、多様な決済手段に対応したりといった取り組みが有効です。
また、送料無料ラインの設定や、かご落ちユーザーへのリマインドメール配信なども、ユーザーの購買を後押しするきっかけとなり得ます。
※関連記事: かご落ちとは?かご落ち率の計算方法や発生原因、改善に向けた対策を解説
【物流・カート周りの改善施策の例】
- 配送方法の柔軟化
- 多様な決済手段への対応
- 送料無料ラインの設定
- かご落ちメールの配信
- 返品・交換ポリシーの明確化
など
商品企画・販売戦略
ECサイトの成長を目指すうえでは、商品自体の魅力はもちろん、その販売方法も重要になります。
たとえば、ECサイトの売上方程式の構成要素である「客単価」を高めるには、セット販売(バンドル)やまとめ買いプランなどの提供が有効です。
また、商品自体の魅力を高めるために、主力商品の開発・改善やマーケティングにリソースを集中したり、商品のパーソナライズ・カスタマイズに対応したりするのも手です。
そのほか、少量生産・テスト販売や、予約販売なども、リスクを抑えつつ販売機会を創出するためには有効な手段と言えます。
【商品企画・販売戦略の例】
- セット販売(バンドル)による客単価向上
- 少量生産・テスト販売の活用(テストマーケティング)
- 商品のパーソナライズ・カスタマイズ対応
- 異業種・インフルエンサーとのコラボ
- 主力商品の徹底強化
など
SNS施策
近年の消費者行動の潮流を考慮すると、EC事業者にとってSNS関連の施策は不可欠になりつつあります。
自社の商材やターゲット層にマッチしたプラットフォームを選定するとともに、定期的な情報発信やユーザーとの双方向のコミュニケーションを活発化することが重要です。
その際、投稿文やビジュアルのトーン&マナー、雰囲気に統一性を持たせ、ブランドイメージを確立・維持しましょう。また、UGC(ユーザー生成コンテンツ)を促進する企画や、インフルエンサーとの協業なども効果的です。
【SNS施策の例】
- 統一感のある情報発信
- 双方向のコミュニケーション
- UGC(ユーザー生成コンテンツ)の促進
- インフルエンサー活用
- ストーリーズやリールなどの活用
など
キャンペーン・販促施策
ユーザーの商品購入を後押しするには、キャンペーン・販売促進施策に取り組む必要があります。
代表的なキャンペーン・販促施策としては、クーポンの配布を挙げることができます。初回たとえば、購入時に利用できるクーポンを発行したり、購入ユーザーに対して次回使えるクーポンを同梱したり、LINE公式アカウントでのクーポン配信といった方法です。
また、短期集中で行うフラッシュセールの開催や、ポイント倍増キャンペーンなども、ユーザーの購買意欲を刺激することが可能です。
【キャンペーン・販売促進施策の例】
- 新規顧客向け初回割引
- お得なクーポン配信
- フラッシュセールの開催
- ポイントアップキャンペーンの開催
- 紹介プログラムの実施
など
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やりたい施策を実現する「メルカート」
ここまでは、ECサイト運営で取り組むべき基本施策を見てきました。
次は、集客からファン化まで一気通貫で実現可能なクラウドECプラットフォーム「メルカート」をご紹介します。
充実の機能で集客からファン化まで完結
「メルカート」は、国内EC構築実績No.1のECパッケージ「ecbeing」から生まれたクラウドサービスです。
「ecbeing」の豊富な標準機能をクラウド上で利用でき、集客から販促、リピーター・ファン獲得まで一気通貫で実現可能。日々のECサイト運営を効率化する機能も充実しているので、ルーティン業務を省力化しつつ現状分析や施策立案といった付加価値の高い業務に集中することができます。
さらに、オプション機能やマイクロサービス連携、外部ツール連携によって、必要な機能を拡張していくことも可能。ECビジネスの成長に合わせて機能を拡張し、必要な施策を行うことができます。
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売上アップを目指せる伴走型サポート
手厚いサポート体制もまた、「メルカート」の特徴のひとつです。
ECサイトの構築段階でのサポートだけでなく、サイトリリース後も専任のカスタマーサクセスチームが伴走サポート。機能の使い方に関するご質問対応はもちろん、メルカート機能での売上アップを後押しするコンサルサポートを無料で行っています。
また、Web広告運用やコンテンツ制作、SNS・CRM支援など、専門チームによるサービスメニューもご用意しているので、マーケティング面のノウハウや社内リソースに不安がある場合でも、自社の課題に合った施策で成長を目指すことが可能です。
「メルカート」でECサイトの売上アップを実現した事例
次は、「メルカート」を使ったECサイトの売上アップを実現した事例をご紹介します。
販促施策を加速し売上215%アップを達成(リンガーフーズ)
リンガーハットグループの外販事業を担うリンガーフーズ株式会社は、2022年にメルカートを採用してECサイトをリニューアルオープンしました。
リニューアル以前、同社が利用していたカートシステムは商品販売しか行えず、各種施策を実行するための機能は備わっていませんでした。そんななか、旧システムのサービス終了を機に、ECサイトのリニューアルが決定。さまざまな施策を行えるカートを検討した結果、各種施策を実現する機能が充実し、操作性にも優れている「メルカート」の採用に至りました。
「メルカート」でのリニューアル後、かご落ち分析などの顧客分析を強化。データに基づく施策を立案・実行できるようになったことで、単月売上が昨年対比で最大215%を達成するなど、大きな成長につながっています。
プライベートブランド商品の売上アップを実現(野村不動産ライフ&スポーツ)
総合スポーツクラブ「メガロス(MEGALOS)」を展開する野村不動産ライフ&スポーツ株式会社は、2022年1月に「メルカート」でECサイトリニューアルを実施しました。
コロナ禍の2020年10月、事業を支える新たな収益の柱を作るため、PB(プライベートブランド)商品を販売するオンラインショップを立ち上げた同社。しかし、当初のオンラインショップは、ブランドの魅力を表現する余地が残っていると感じられました。
そこで同社は、ECサイトのリニューアルを検討開始。複数のカートシステムを比較検討した結果、定期配送に対応できる点やSNS活用ツール「visumo」との連携などが決め手となり、「メルカート」の採用に至りました。
リニューアル後、ブランドや商品の魅力を存分に表現することが可能になり、PB商品の売上アップを達成。今後はPB商品のラインナップを充実させるとともに、メガロスブランドの魅力を発信し、より多くの人々へのアプローチを計画しています。
野村不動産ライフ&スポーツ株式会社のメルカート導入事例をもっと見る
まとめ
今回は、ECサイトの基本施策をテーマごとにご紹介しました。
ECサイトの売上を伸ばしていくには、自社ECの課題を客観的に把握し、適切な施策を実施することが必要不可欠。その上で、PDCAを回して検証・改善を繰り返すことが大切です。
記事内でご紹介した「メルカート」は、やりたい施策を叶える高機能なクラウドECプラットフォームです。ご利用中のECシステムに限界を感じている方や、マーケティング面のコンサルティングをご希望の方はお気軽に ご相談・お問い合わせ ください。
また、売上規模TOP10企業が行う共通施策108選をまとめたホワイトペーパーをご用意しています。無料でダウンロード可能ですので、ぜひお役立てください。
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この記事の監修者
株式会社エートゥジェイマーケティング責任者座間 保
2007年に㈱エートゥジェイの創業に参画し2009年に独立。マス媒体以外のトリプルメディアを活用した一貫性のあるWeb戦略立案・戦術プランニング・実行・分析・改善に携わる。結果を重視した戦略的なECサイトやオウンドメディア構築を行う。WebメディアやWeb関連事業の起業を3度経験した、シリアルアントレプレナー。2017年に㈱エートゥジェイに出戻り、マーケティング部門を統括している。

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