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おすすめのECカートシステム12選を比較!リニューアル時のカート選定のコツも解説!

ECサイトを運用していると、さまざまな理由からリニューアルを検討するタイミングが訪れます。
しかし、リニューアルにあたりどうやってECカートシステムを選定すればよいのか迷ってしまうケースは珍しくありません。
そこで今回は、ECサイトのリニューアル検討中の方に向けて、おすすめのカートシステム12選をご紹介します。リニューアルにおけるカート選定のコツや成功事例も紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
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おすすめのECカートシステム12選を比較!
冒頭でも触れたとおり、ECサイトを運営しているとリニューアルを検討するタイミングが訪れることがあります。
とくに多いパターンが、無料カートを利用してECサイトを立ち上げたものの、事業の成長に伴い機能面で不足を感じたり、思うように売り上げが伸びなかったり、といった理由でリニューアルの検討に至るケースです。
ここでは、ECサイトのリニューアル検討中の方におすすめのカートシステムを12個ピックアップし、それぞれの特徴をご紹介します。
メルカート(株式会社エートゥジェイ)
「メルカート」は、弊社エートゥジェイが提供するクラウドECプラットフォーム。
国内ECサイト構築実績No.1のECパッケージ「ecbeing」から生まれたサービスで、クラウドサービスの手軽さ・利便性とパッケージの機能性・拡張性を兼ね備えているのが特徴です。
「ecbeing」の標準機能をクラウド上で利用でき、豊富なオプション機能や外部ツール・マイクロサービス連携によって機能を拡張することが可能。クラウドサービスの利点を活かしたスピーディーな構築が可能で、自動バージョンアップにより常に最新の機能を利用することができます。ノーコードCMS機能やAI機能など、業務効率化に役立つ機能が充実しているのもポイントです。
また、サポート体制が充実しているのも「メルカート」の特徴です。機能に関する疑問を解消するヘルプデスクに加え、専任のカスタマーサクセスチームが売上アップに向けたご相談に対応します。Web広告運用やコンテンツ制作、CRM支援などのサポートメニューも提供しているので、社内リソースやEC運用のノウハウに不安がある場合でも安心して売上アップを目指すことが可能。
さらに、「メルカート」から「ecbeing」、あるいは「ecbeing」から「メルカート」へとスムーズかつ低コストで移行できるのも嬉しいポイントです。
【こんな方におすすめ!】
・売上アップと業務効率化が両立できるECサイトを構築したい!
・EC運用やマーケティング面のサポートも重視したい!
・既存の基幹システムや物流との連携も重視している!
ecbeing(株式会社ecbeing)
株式会社ecbeingが提供する「ecbeing」は、1,600サイト超の構築実績を誇るECパッケージです。
中規模~大規模向けのECサイト構築を得意としており、自社が求める要件に合わせてフルカスタマイズすることが可能。また、ECサイトに特化した自社運用のインフラ環境を整備しているので、高い安定性とセキュリティの堅牢性を実現しています。
さらに、国内最大規模の開発・支援体制を整えているのもポイント。開発650名以上、マーケティング支援300名以上という充実のサポート体制で、ECビジネスの成長をしっかりと支えてくれるでしょう。
【選定時のチェックポイント】
・フルカスタマイズ可能で、大規模EC特有の要件にも柔軟に対応可能
・初期費用・月額費用ともに高めで、保守・開発は自社で行う必要がある
aiship(株式会社ロックウェーブ)
aishipは、株式会社ロックウェーブが提供するASP型のECカートシステム。
ECビジネスの発展に役立つ機能を豊富に備えており、とくに食品やギフトに特化した機能が非常に充実しているのが特徴です。テンプレートを活用して優れたUI/UXのECサイトを簡単に作成でき、HTMLやCSSの知識があれば独自カスタマイズも可能。
一方で、注文数に応じたトランザクション費用が発生するほか、登録商品点数に上限があるため、サイト規模が大きくなるほど不便を感じてしまう可能性もあります。
【選定時のチェックポイント】
・食品・ギフト専用機能の充実度は業界トップクラス!
・登録商品点数の上限やトランザクション料金には注意!
W2 unified(W2株式会社)
「W2 Unified(旧w2 Commerce)」は、W2株式会社が提供するOMO/オムニチャネル対応のクラウド型ECカートシステムです。
さまざまなデータの統合管理が可能で、オンライン・オフラインの垣根を超えたOMO戦略や、複数ブランドの一元管理などを得意としています。
また、業界トップクラスの1,000以上の機能を搭載しており、SaaS型の強みであるアップデートにより、定期的に機能が追加されていくのも嬉しいポイントです。
【選定時のチェックポイント】
・1,000以上の機能を搭載し、個別開発やOMO戦略に強み!
・初期費用・ランニングコストはやや高め
W2 Repeat(W2株式会社)
「W2 Repeat(旧リピートPLUS)」は、W2株式会社が提供するECカートシステムです。
サブスク・定期通販に特化しているのが特徴で、美容、健康食品、食品といった分野に強みを持っています。LTV最大化に役立つ機能や業務効率化につながる機能も搭載。事業規模に応じて選べる3つの料金プランが用意されているのも嬉しいポイントです。
【選定時のチェックポイント】
・サブスク・定期通販特化型で、1,000以上の機能を搭載
・事業規模に合わせて3つの料金プランから選べる
Shopify(Shopify Japan 株式会社)
Shopifyは、170カ国以上で利用されている世界最大規模のASP型ECカートシステムです。
初期費用が無料で月額料金も比較的安価なので、手軽にECビジネスを始められるのが強みだと言えます。また、豊富なデザインテンプレートとアプリで、ある程度のカスタマイズが可能です。
ただし、国産のECカートシステムと比べるとサポートが限定的で、アプリによっては日本語に対応していないものもある点には注意が必要です。
【選定時のチェックポイント】
・世界中で利用されていて、手軽にECサイトを構築できる!
・細やかなサポートを求める人にとっては物足りないことも
futureshop(株式会社フューチャーショップ)
「futureshop」は、株式会社フューチャーショップが提供するSaaS型ECカートシステムです。
初期費用を抑えつつデザイン性の高いECサイトを構築できるのが特徴で、とくにアパレル・ファッション系のECサイト構築を得意としています。また、実店舗との在庫連携のほか、連携可能な外部ツールが豊富なのも嬉しいポイントです。
ただし、他のECカートシステムでは標準搭載されている機能がオプションになっているケースもあるため、あらかじめ自社ECサイトに必要な要件と照らし合わせることが大切です。また、商品登録数に上限がある点には注意が必要です。
【選定時のチェックポイント】
・アパレル・ファッション系のECと好相性!
・契約プランに応じて商品登録数が異なる点に注意
ecforce(株式会社SUPER STUDIO)
「ecforce」は、株式会社SUPER STUDIOが提供するASP型ECカートシステム。
D2Cをはじめとしたさまざまなマーケティング戦略やビジネスモデルを実現する機能を搭載しており、自社のニーズに合わせてカスタマイズすることも可能です。
一方で、構築には時間がかかりやすく、販売手数料が発生するためサイトの成長に伴い負担が増加しやすい点には注意が必要です。
【選定時のチェックポイント】
・カスタマイズの自由度が高く、独自の成長戦略を実行しやすい
・販売手数料が掛かるため、ランニングコストが負担になる可能性も
EC-CUBE(株式会社イーシーキューブ)
EC-CUBEは、株式会社イーシーキューブが提供するオープンソース型のECカートシステムです。
公開されているソースコードを無料で利用できるので、専門知識とリソースさえあれば自社のニーズに合ったECサイトを構築することができます。多くの開発者やパートナー企業が存在するため、豊富なプラグインや拡張機能を使ってカスタマイズしていくことも可能です。
一方で、オープンソース型のサービスなので、保守・開発は自社で対応するのが前提となります。システムエラーなどのトラブル発生時も自社で解決できる技術力・リソースが求められるでしょう。
【選定時のチェックポイント】
・オープンソースで自由なカスタマイズは可能
・保守・開発は自社対応が前提なので、専門知識やリソースが必要
GMOクラウドEC(GMOメイクショップ)
「GMOクラウドEC」は、GMOメイクショップが提供するECプラットフォーム。
高い拡張性と柔軟性を持ち、フルスクラッチのようにECサイトを構築できるのが特徴です。カスタマイズの自由度やセキュリティの堅牢性が高い一方で、初期費用が高くなりやすく、構築にもある程度の期間を要します。
【選定時のチェックポイント】
・中規模~大規模向けで、フルスクラッチのように構築可能
・初期コストがやや高く、構築にはある程度の期間が必要
makeshop(GMOメイクショップ)
「makeshop」は、GMOメイクショップが提供するECプラットフォーム。
初期・月額コストを抑えて構築・運用することができ、サポートも充実しているので、ECの経験が少ない企業でも利用しやすいのが特徴です。一方、本格的にマーケティング施策を展開したい場合、機能に不足を感じてしまう可能性も。
【選定時のチェックポイント】
・初期・ランニングコストを抑えて利用できる
・本格的なマーケティング施策を展開したい場合、機能に不足を感じることも…
EBISUMART(株式会社インターファクトリー)
「EBISUMART」は、株式会社インターファクトリーが提供するクラウド型ECプラットフォーム。
大規模サイトにも対応する高い拡張性に加え、定期アップデートによる機能追加・更新が行われているのが特徴。また、専任担当者によるトラブル解決やワークショップの開催など、サポートが充実している点も嬉しいポイントです。
【選定時のチェックポイント】
・大規模サイトにも対応する高いカスタマイズ性
・初期費用が高く構築にも時間がかかりやすい
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ECリニューアル時のカート選定のコツは?
ECリニューアルにおすすめのカートシステムをご紹介しましたが、どのようなポイントを意識してカート選定を行うべきか迷ってしまう方もいらっしゃるのではないでしょうか。
次は、ECリニューアルにおけるカート選定のポイントをご紹介します。
リニューアルの目的を明確にする
リニューアルに伴うECカートシステムの選定では、あらかじめ目的を明確にしておくことが大切です。
目的が曖昧なままカート選定を行うと、コストだけがかかって成果につながらない可能性が高まります。
リニューアルを意味のあるものにするためにも、現在のECカートにはどんな課題があり、それを解決するには何が必要なのかを洗い出し、社内の共通認識としてリニューアルの目的・ゴールを明確化しましょう。
※関連記事: ECサイトのリニューアルを徹底解説!検討時期やよくある失敗、成功事例も紹介!
ECカートの種類の違いを知る
ECカートシステムは、構築方法によって以下のような種類に分けることができます。
- フルスクラッチ…既存のカートを使わず0から開発・設計するタイプ
- パッケージ…各種EC機能を備えたパッケージを導入してECサトを構築するタイプ
- クラウド…クラウド上のプラットフォームを利用してECサイトを構築するタイプ
- ASP…ECサイトに必要な機能をレンタルして利用するタイプ
- オープンソース…インターネット上で公開されているソースコードを利用してECサイトを構築するタイプ。
それぞれ特徴や費用感が異なるため、リニューアルの目的や事業規模、予算感に応じてECカートの種類を選択することになります。
以下の記事では、ECカートシステムの種類や特徴、選定のコツを詳しく解説しているので、あわせてお読みください。
※関連記事: ECカートシステムの完全ガイド。主な機能や種類、カート選びのポイントを徹底解説
スケジュールと費用感を把握
ECカートの種類とも関連しますが、リニューアルのスケジュール感や費用感を把握することも大切です。
ECサイトのリニューアルでは、どのタイプのECカートを選択するかによって構築期間が変わります。リニューアルの目的を果たせるように、無理のないスケジュールを確保することが大切です。
費用感についても、ECカートの種類によって相場が異なります。また、初期構築費用だけでなく、デザイン費用や月額費用、運用に関わる人的コストについても考慮し、全体にかかる費用を試算することが大切です。
自社のECビジネスにマッチした機能を備えているか
ECカートシステムによっては、得意としているジャンルやビジネスモデルを明確に打ち出しているものもあります。
たとえば、総合通販や定期・リピート通販、BtoB向け通販など、特定のビジネスモデルに特化したサービスや、アパレル系や食品系、コスメ系などの特定ジャンルに特化したサービスなどです。
自社が展開するECビジネスにマッチしたECカートであれば、売上アップに役立つ機能が充実していたり、的確なアドバイスを受けられたりするため、リニューアル後の成長につながりやすいと言えるでしょう。
実績やサポートの充実度もチェック
カート選定の際は、ECカートベンダーの実績やサポート体制もチェックしましょう。
ECサイト構築・リニューアルの実績が充実しているベンダーであれば、豊富な経験・ノウハウにより、リニューアルプロジェクトのスムーズな進行が期待できるでしょう。
また、サポートが充実しているECカートであれば、リニューアル時の疑問や不安解消だけでなく、リニューアル後の運用やマーケティング戦略についても相談することが可能です。
メルカートのECサイトリニューアル事例
最後に、弊社エートゥジェイが提供するクラウドECプラットフォーム「メルカート」でECサイトのリニューアルを行った事例をご紹介します。
リニューアルにより215%の売上アップを達成(リンガーフーズ)
長崎ちゃんぽん店などで知られるリンガーハットグループにおいて、外販事業を手掛けるリンガーフーズ株式会社は、「メルカート」を導入してECサイトのリニューアルを実施しました。
かねてよりECサイトでの商品販売を行ってきた同社ですが、旧カートシステムは商品を販売することしかできず、さまざまな施策を展開することができない状態でした。そうしたなか、旧カートシステムのサービス終了が決まり、リニューアルに向けたカート選定に着手。旧システムよりも操作性・機能性ともに優れており、さまざまな施策を展開できる「メルカート」の採用を決めました。
「メルカート」でのリニューアル後、ECサイトでの売上は着実に成長しています。「CRM+」を活用した顧客分析によりデータに基づく施策立案・実行が可能になったほか、ユーザー管理や受注業務、商品管理などが効率化。単月の売上昨年対比が最大215%を記録する月も出てくるなど、リニューアルの成果を実感されています。
メガロスの魅力が伝わるサイトへとリニューアル(野村不動産ライフ&スポーツ)
総合スポーツクラブ「メガロス」を展開する野村不動産ライフ&スポーツ株式会社は、メルカートを導入して公式ECサイト「メガロスオンラインショップ」をリニューアルオープンしました。
コロナ禍の2020年にEC事業を開始し、従来会員向けに販売していたサプリメントの一般販売を始めた同社。当時はPB商品(プライベート商品)のメーカーが運営するオンラインショップ上で商品販売を行っていましたが、メガロスの魅力を十分に表現することが難しく、プロテインやサプリメントの定期配送も実現することができない状況でした。
そこで同社は、ブランドの魅力を最大限表現することができ、なおかつ定期配送販売にも対応できるオンラインショップを目指し、「メルカート」によるリニューアルを決定。
リニューアル後、念願であった定期配送販売を実現し、PB商品の売り上げは着実に増加。「Visumo(ビジュモ)」との連携により表現力も増し、メガロスの魅力が伝わるサイトへと変貌を遂げています。
前年度比300%の売り上げアップを実現(極洋)
魚を中心とした総合食品会社である株式会社極洋は、メルカートを採用して公式通販サイト「キョクヨーマルシェ」をリニューアルオープンしました。
同社では以前よりECサイトを運用していたものの、その主目的はブランディングであり、大きな収益にはつながっていない状況でした。そうしたなか、EC市場の拡大に合わせ、同社でもEC事業の収益強化を目指す方針が決定。当時利用していたシステムはスマートフォン未対応など機能面の制約が多く、サポート面にも課題を感じていたこともあり、カートシステムのリプレイスに向け動き出すこととなりました。
カート選定の結果、イニシャルコストやランニングコストを抑えることができ、なおかつ機能が充実していることなどが決め手となり、「メルカート」の採用を決定。「メルカート」でのリニューアル後、メルマガ配信やレビューツール「Revico」の活用などに取り組んだことで、売上が前年度比で300%アップを記録。現在は広告運用サービスも利用し、ECビジネスのさらなる成長に邁進しています。
まとめ
今回は、ECサイトのリニューアルを検討されている方に向けて、おすすめのECカートシステム12選をご紹介しました。
ECサイトのリニューアルを成功させるには、現状の課題やリニューアルの目的を明確にしたうえで、自社に合ったカートシステムを選ぶことが大切です。
ECサイトのリニューアルを検討している方は、今回ご紹介した情報も参考にカートシステムの選定に取り組んでみてはいかがでしょうか。また、記事内でもご紹介したクラウドECプラットフォーム「メルカート」は、ECサイト構築・リニューアルの実績・ノウハウを豊富に有しています。ECパッケージ「ecbeing」も含め、お客様に最適なECサイトリニューアルをご提案可能ですので、ぜひお気軽にお問い合わせください。
【お役立ち資料】ECリニューアル手順書を無料ダウンロードする
構築・運用・サポート
売れ続ける仕組みが作れるECネットショップ制作サービスをお探しの方はメルカートへ
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この記事の監修者
株式会社エートゥジェイマーケティング責任者座間 保
2007年に㈱エートゥジェイの創業に参画し2009年に独立。マス媒体以外のトリプルメディアを活用した一貫性のあるWeb戦略立案・戦術プランニング・実行・分析・改善に携わる。結果を重視した戦略的なECサイトやオウンドメディア構築を行う。WebメディアやWeb関連事業の起業を3度経験した、シリアルアントレプレナー。2017年に㈱エートゥジェイに出戻り、マーケティング部門を統括している。

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