インスタグラム広告の費用は? 広告の種類や効果を高めるポイントなどを徹底解説

日本国内では2019年3月時点で3300万人以上の利用者がいる、写真投稿型SNS「Instagram(インスタグラム)」。メインの利用者は10~20代の女性ですが、近年は各年代、男性ユーザーも増加しており、魅力的な広告媒体のひとつです。

インスタグラム広告を検討している企業も多いと思われますが、どのような広告の種類があり、どれくらいの費用がかかるものかご存知でしょうか。

ここでは、インスタグラム広告の種類や費用、効果を高めるコツなどをご紹介します。

   

インスタグラム広告の種類

インスタグラムに出稿できる広告にはいくつかの種類があり、特徴が異なります。広告の効果を高めるためには、それぞれの特徴を抑えておくことが重要です。

ここでは、インスタグラム広告の具体的な種類をご紹介します。

写真広告

インスタグラム広告の基本的なもので、正方形または長方形の写真1枚を広告として表示します。タイムライン上に溶け込みやすいので、ユーザーに違和感なく情報を伝えることができるのがメリットです。

使用できる写真は1枚のみですが、訴求力のある写真なら高い効果が期待できるでしょう。

動画広告

最大30秒までの動画を広告として設定することもできます。動きと音声があるため、静止画では魅力を伝えるのが難しいゲームや料理、コスメ用品などの広告に最適です。

コンテンツとして楽しめる動画広告を用意できれば、ユーザーからの注目を集め、ブランドの知名度やイメージアップも狙えます。

ストーリー広告

タイムライン上ではなく、ストーリーに出稿するタイプの広告です。スマホの全画面を使った画像や15秒以内の動画を使用できるため、目に止まりやすいのが特徴です。

リーチやインプレッション獲得目的での使用に向いています。

カルーセル広告

複数の画像や動画から作られた広告がカルーセル広告です。広告をユーザーがスワイプすると画面が切り替わっていきます。1枚の写真よりも複数枚の写真を使った方が効果的な場合は、こちらを選択するのが良いでしょう。

「もっと見たい」とユーザーの興味を引ければ、認知度やコンバージョン率の向上が見込めます。

インスタグラム広告にかかる費用

 

インスタグラム広告は、予算や配信費用は都合に合わせて自由に設定できます。設定した金額以上に料金を支払う必要はなく、1日100円から広告配信を行うことも可能です。

 

低価格で広告運用が可能ではあるものの、確実に成果を上げるためにはある程度の予算を確保する必要があります。

特定のターゲットからのコンバージョン獲得を目指す場合は予算を少なめにする、多くのユーザーからの認知を目指す場合は多めの予算を確保するなど、目的に応じて予算を配分することが重要です。

 

また、広告運用を代理店に委任したり、インフルエンサーに広告掲載を依頼したりする場合は、追加で料金がかかります。代理店に依頼した場合は広告費の20%程度の上乗せ費用が、インフルエンサーの場合はフォロワー数に応じた費用がかかるのが一般的です。

 

費用こそかかりますが、インスタグラム広告のノウハウがない場合は、代理店に運用を依頼する方が無駄は少なく済みます。委任する場合は、値段だけで判断するのではなく、実績を持っている企業かどうかなどを確認しておくと良いでしょう。

インスタグラム広告の課金方法

インスタグラム広告は、課金されるタイミングによって4種類に分けることができます。広告運用の際は、どの課金方法が適しているかを考慮しておくことが大切です。

CPM

CPM(Cost Per Mille)は、ユーザーのインプレッション数に応じて課金される方式です。ユーザーにインスタグラム広告が1,000回配信されるごとに、課金が発生します。

広告が配信されるだけで課金されてしまいますが、何回クリックされても費用は発生しません。そのため、認知度向上やブランディングといった用途に向いています。

CPC

CPC(Cost Per Click)では、CPMとは逆に広告のクリックに応じて課金されます。費用対効果がわかりやすく、自社サイトへの誘導や商品購入などを目的としている場合におすすめです。

ただし、ユーザーの誤クリックでも費用が発生してしまうため、ターゲットを設定し、ユーザーを絞り込んで広告配信を行う必要があります。

CPI

CPI(Cost Per Install)は、広告したアプリがインストールされる度に課金される方式です。キャンペーンセールやアプリリリース直後など、アプリのインストールを促したいシーンで特に効果を発揮します。

CPV

CPV(Cost Per View)は、動画の再生時間に応じた課金方法で、動画が10秒以上再生されるか、最後まで再生された場合に課金されます。ユーザーが動画をしっかりと視聴した場合にのみ課金が発生するので、広告費が無駄になりづらいのが魅力です。

 

一方で、動画をスキップされてしまう恐れもあるので、ユーザーを引き付ける魅力的な動画作成は欠かせません。

 

また動画広告では、CPMによる課金方法も選択できます。多くのユーザーにリーチさせたい場合はCPMを、興味関心が高いユーザーに向ける場合はCPVを選択すると良いでしょう。

費用対効果を高めるポイント

 

インスタグラム広告は、ただ出稿しただけで効果が見られるものではありません。場合によっては、いたずらに費用と時間だけを消費してしまうことも考えられます。

インスタグラム広告の費用対効果を高めるために意識したいポイントを、3つご紹介します。

ターゲットを明確にする

広告を出すうえで重要なのが、ターゲットを明確にすることです。誰に対して、どのような目的で広告を配信するのかを細かく設定しておけば、商材に興味を持つユーザーに対して、的確にアプローチできます。

 

ターゲットとなるユーザーのペルソナを詳細に設定し、それに応じた形式の広告を配信することで、高い費用対効果を期待できます。

ハッシュタグを活用する

Instagramでは、一般的に「ハッシュタグ(#)」を活用します。インスタグラム広告でもハッシュタグは設定できるので、有効活用するのも良いでしょう。

 

自社名に加えて商品名やブランド名など、検索されやすいワードを組み込んだり、人気のワードを設定したりすれば、認知拡大や流入数の増加が見込めます。

視覚や感情に訴えかける

Instagramは、写真や動画を投稿、共有するのがメインのSNSです。ユーザーの視覚に訴えかけるような投稿をしなければ、広告の配信形式に関係なく、見てもらうことすら難しいでしょう。

費用対効果を高めるためには、思わず見入ってしまうような広告の制作が欠かせません。

 

ただし、インパクトはあるものの広告の内容が伝わりづらい、不快感を与えるといった広告は逆効果になるため、注意が必要です。

インスタグラム広告の運用体制を整えよう

インスタグラム広告は、非常に安価に広告を利用できます。ただし、有効活用できなければ、費用を消費するだけで、広告を出している効果がないという事態もあるでしょう。

ターゲットは誰なのか、どのような広告だとターゲットに訴求できるのかなどを考え、効果的な広告運用ができる体制を整えることが重要です。インスタグラム広告の運用を行っている代理店もあるので、ノウハウがなく不安な場合は活用してみるのも良いでしょう。


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この記事の監修者

株式会社エートゥジェイマーケティング責任者座間 保

2007年に㈱エートゥジェイの創業に参画し2009年に独立。マス媒体以外のトリプルメディアを活用した一貫性のあるWeb戦略立案・戦術プランニング・実行・分析・改善に携わる。結果を重視した戦略的なECサイトやオウンドメディア構築を行う。WebメディアやWeb関連事業の起業を3度経験した、シリアルアントレプレナー。2017年に㈱エートゥジェイに出戻り、マーケティング部門を統括している。

座間
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