ECサイトでもアレルギー表示は重要! 食品表示のポイントを解説

2020年初頭の新型コロナウイルスの感染拡大によって、インターネットを通じて買い物を行える、ECサイト(ネットショップ)を使った食品類の購入が増えています。食品をECサイトで販売する場合は、ユーザーに多くの情報を提供して、信頼感を抱いてもらうことが重要です。

しかし、具体的にどのような情報を表示すれば良いのかわからないという方もいらっしゃるでしょう。

ここでは、ECサイトにおける食品表示の基準や、特に注意したいアレルギー表示の作り方についてご紹介します。

   

食品表示法とは?

食品表示法とは、名前の通り、食品の安全性などを確かめる際の判断材料となる「食品表示」に関する基準を定めた法律です。表示事項や方法は食品によって異なりますが、原材料名や原産地、賞味期限、消費期限といった内容を、食品の包装容器などに明記することが求められています。

 

しかし、ECサイト上の食品表示情報の掲載には、食品表示基準が適応されません。商品の包装容器とサイト上に記載されている情報が、大きく異なる可能性もあるということです。

そこで、2022年(令和4年)6月に、消費者庁は『インターネット販売における食品表示の情報提供に関するガイドブック』を公表。ECサイト上でも、食品表示基準に沿った事項を掲載することを推奨しています。※1

 

食品表示情報をECサイト上で掲載すれば、サイトを訪れたユーザーに安心感や信頼感を与えられるでしょう。正しい情報を掲載していれば、売上のアップや問い合わせの減少といった効果も期待できます。

 

※1 消費者庁『インターネット販売における食品表示の情報提供に関するガイドブック』

https://www.caa.go.jp/notice/assets/food_labeling_cms202_220615_02.pdf

ECサイトにおける食品表示の項目とポイント

具体的にECサイト上ではどのような項目を掲載すれば良いのでしょうか。ガイドブックが示す項目を基本として、表示項目のポイントをご紹介します。

期限情報

消費期限や賞味期限など、食品がいつまで食べられるのかは、消費者が特に気にする情報といえるでしょう。店頭であれば簡単に確認できる情報ですが、ECサイトでは注文から配送までのタイムラグなどがあるため、具体的な期限をサイト上に掲載するのは困難です。

 

ガイドブックでは、サイト全体方針掲載、期限表示、期限残表示、具体的な年月日表示の4つの手法を紹介しています。

 

【サイト全体方針掲載】

「本サイトでは、当社が定めた日数以上の期限を残した商品のみ、出荷しています」など、サイト全体で商品の期限情報を提示する方法です。具体的な情報提供が困難な場合に有効です。

 

【期限表示】

「製造日から〇日」「賞味期限:〇日」などと記載する方法です。食品そのものの情報なので、配送状況などに左右されず、企業側は簡単に管理できます。

一方で、「賞味期限は配送後〇日」とユーザーに誤認される、商品到着から実際に食べられる期間がわかりにくいといったデメリットに注意が必要です。

 

【期限残表示】

「出荷日(到着日)より1週間」など、具体的にいつまで食べられるかを明記する方法です。具体性が高く、ユーザーニーズに近い情報を提供できます。

ただし、配送状況などにより期限がズレる可能性もあります。

 

【具体的な年月日表示】

具体的な賞味・消費期限を明記する方法です。クリスマスケーキやおせちといった到着日が明確に決まっている食品や、賞味期限が極端に短い食品に有効です。

アレルギー情報

アレルギー、サイト記載例

安全に関わるアレルギー情報の表示も重要です。アレルギー表示があることで、食べられる食品かどうかをユーザーが判断できるようになります。

他の情報と独立した事項欄を作成して目立つようにする、アレルギー物質の一覧表を作るなど、わかりやすく表示することが重要です。

原材料関連情報

原材料表記例

アレルギーの原因物質(アレルゲン)だけでなく、原材料や添加物、遺伝子組み換えの有無など、原材料に関連した情報も大切です。原則として、原材料は使用している割合の多いものから順に記載します。

ECサイトは包装容器よりもスペースがあるため、原材料名と添加物の項目を分けて示すなど、一目でわかりやすいデザインにするのも良いでしょう。

産地情報

生鮮食品を筆頭に、口に入れる食べ物に関しては産地の情報もニーズが高いです。

食品表示基準においても、最も使われている原材料の原産地の記載が求められています。

使用量が最も多い原材料は、産地情報を記載しましょう。その他の原材料の産地情報も盛り込むと、よりユーザーが安心できるサイトになります。

保存方法

サイトへの保存方法の記載例

保存方法も、ユーザーにとっては大切な情報です。そのまま記載するのも良いですが、アイコンを使ったり、冷蔵と常温で色を分けたりすると、より直感的にわかりやすくなります。

「直射日光の当たらない涼しい場所で保管してください」など、具体的な保存方法を掲載すると、より充実したサイトになります。

栄養成分表示

食品表示基準では、「熱量(カロリー)」「たんぱく質」「脂質」「炭水化物」「ナトリウム(食塩相当量で表示)」の順に栄養成分を表示することとされています。

ECサイトにおいても、この順番に即して掲載することが望ましいでしょう。

1袋あたりや、1食分など、直感的にわかりやすい単位で掲載するのがおすすめです。

その他の情報

ECサイトならではの情報の記載も重要です。例えば、ECサイトでは複数個をまとめ買いするユーザーも多いと考えられます。食品1個の内容量だけでなく、まとめ買い時の総重量も記載しておくと、サイトの利便性を高められます。

 

また、商品そのもののサイズと配送時の寸法なども記載しておくと便利です。実店舗と異なり、商品の見た目は写真でしか判断できません。サイズが大きく冷蔵庫に入らない、思っていたより小さかったといった理由で、トラブルにつながる恐れがあります。

商品サイズの数字を記載したり、他のアイテムと大きさを比較した写真を用意したりすると、ユーザーも判断しやすくなるでしょう。

アレルギー表示の作り方

食品表示を掲載する際に、最も気をつけたいのがアレルギー表示です。場合によっては、消費者の健康や命に関わる事故に発展する恐れもあります。

アレルギー表示を作る際は、最低限以下の2点を踏まえておきましょう。

対象品目を覚えておくと便利

最初に、アレルゲンとして表示する義務がある対象品目を覚えておきましょう。基本的に、表示の対象となっているのは、以下の原材料です。

 

対象品目の表

 

【特定原材料】

えび、かに、小麦、そば、卵、乳、落花生(ピーナッツ)

 

【特定原材料に準ずるもの】

アーモンド、あわび、いか、いくら、オレンジ、カシューナッツ、キウイフルーツ、牛肉、くるみ、ごま、さけ、さば、大豆、鶏肉、バナナ、豚肉、まつたけ、もも、やまいも、りんご、ゼラチン

 

特定原材料は、症例が多い・重篤などの理由で表示が義務となっているもの、特定原材料に準ずるものは、可能な限り表示を推奨する材料です。

ページ上でアレルギーの原因となる原材料を一覧表示し、食品に含まれているものは色付けする、〇などの記号で区分けするなど、サイトを見た人が直感的にわかるように工夫すると良いでしょう。

特定原材料は7つと少ないため、商品一覧ページに情報として記載するのもおすすめです。

食品に「含まれている」ものを表示する

アレルギー表示を記載する際に注意したいのが、食品作りに使用したものではなく、食品に含まれているものを表示する点です。

例えば、卵を使っていない食品だとしても、使用した添加物などに含まれている可能性は捨てきれません。

 

添加物や原材料の製造に使われていたり、製造時に混入したりする可能性を考慮することが大切です。

ただし、「小麦が入っている可能性があります」といった表示は認められていません。原材料や添加物の規格を確認したり、製造工場でアレルゲンを使った食品を製造している場合はその旨を記載したりするといった対策が求められます。

ユーザーに必要な情報の記載が重要

ECサイトは、基本的に写真やテキスト情報などで商品を紹介しなければいけません。実物を見たり触ったりできる実店舗に比べると、どうしても情報量が限られやすいです。

特に、実際に口にする食品類は、安全性という観点からも、しっかりとユーザーに情報を提供する必要があります。

ご紹介した内容を参考に、商品ページの情報を充実させていきましょう。

 

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