インタビュー詳細
在庫管理の自動化で業務効率4倍!2万SKUの運用を3名で回し、ファンを熱狂させる「攻めの接客」へシフトした杜の家ブルックの挑戦

宮城県仙台市を拠点に、トラウトフィッシングのスペシャリストとして全国の釣り愛好家から絶大な支持を集める「杜の家ブルック」。フライフィッシングとルアーフィッシングを二大柱に、専門知識に裏打ちされた釣具の提案から、愛用具のメンテナンスやアフターフォローまで、釣りの愉しみをトータルにサポートし、多くのファンから「聖地」のように親しまれています。20年以上にわたり自社ECサイトを運営してきましたが、管理負荷の削減とさらなるサービス向上を目指し、2024年にメルカートでリニューアルオープン。今回は、その導入背景や驚異的な成果、今後の展望についてお話を伺いました。
今回お話を伺った方
- 株式会社 杜の家ブルック
高橋様、阿部様
メルカート導入の目的・課題・効果
- HTML形式の手動更新や在庫管理による膨大な管理負荷を削減し、業務を自動化したい
- サイト内の検索性を高め、2万点を超える商品が埋没するのを防ぎたい
- システムの老朽化に伴う決済手段不足などの機会損失を解消し、持続可能な運営基盤を作りたい
- 店舗とECの商品を手動で突き合わせる作業に「想像を絶する」時間を取られていた
- 在庫のずれ(売り越し)のリスクから即時決済手段を導入できず、購入のハードルとなっていた
- 検索機能が弱く、在庫があってもお客様に見つけてもらえないことがネックになっていた
- 在庫管理の完全自動化と商品データの一括インポート機能により、商品登録の作業スピードが約4倍に向上
- 事務作業の効率化で生まれた時間をSNS発信に充てたことで、広告なしで会員数が2倍以上に増加
- サイト内検索の精度向上により小物の「ついで買い」が増え、即時決済の導入で高額商品の購入率も向上
「想像を絶する手作業」から解放され、攻めの運用へ。 2万点の商品を埋もれさせない検索性と在庫連携が、驚異的な売上増と「ついで買い」を加速させる
2万点のSKUで釣り愛好家のこだわりに応える
私たちは、数ある釣りのなかでもトラウト(マス族)に特化し、フライフィッシングとルアーフィッシングの道具を専門に扱うプロショップです。ヤマメやイワナといった日本の渓流魚やニジマスなどをターゲットに、専門性を突き詰めた展開をしています。
一番のこだわりは、大手量販店さんには真似できない「ディープでコアな品揃え」です。下取り商品を含めると常時2万点を超える商品を取り扱っており、多ジャンルを扱う量販店さんとは異なり、トラウトという一つのジャンルを徹底的に深掘りすることで、専門性の高いお客様の期待に応える商品ラインナップを実現しています。
また、私たちは2000年からネット通販を開始しており、釣具業界のなかではいち早くオンラインでの販売体制を構築してきました。単に新品を販売するだけでなく、愛用された釣具の「下取り購入」を長年実施していることも大きな特色です。例えば、ルアーフィッシングからフライフィッシングに転向したいといったお客様のスタイルの変化を支えることで、一生の趣味をサポートする架け橋でありたいと考えています。

「1時間以内のレスポンス」が築く、20年来の揺るぎない信頼関係
お客様との関係作りにおいて私たちが何よりも大切にしているのは、少人数の組織ならではの「スピード感のある丁寧な対応」です。私たちは1日3人程度で店舗とECの両方を運営していますが、商品の即日発送はもちろん、お問い合わせに対しても早ければ1時間以内、遅くともその日のうちにレスポンスを返すことを心がけています。
専門性の高い有力ショップは全国にありますが、問い合わせの返信に数日〜1週間ほどかかってしまうケースも少なくありません。そんななかで、私たちは迅速で丁寧なレスポンスを心がけてきました。ネット通販の走りである2000年から、スピード感を崩さずに20年以上積み重ねてきました。この当たり前のことをどこよりも早く、長く続ける姿勢が現在の全国のお客様との深い信頼関係に繋がっていると考えています。

「想像を絶する作業量」と決済面の弱点
以前のシステムでは、様々なところに課題は見つかっていましたが、最大の課題は膨大な「管理負荷」でした。これまではHTML形式のサイトで、在庫数などもすべて手作業で管理していました。扱う商品数が2万点以上と膨大になってくると、手作業での更新にはどうしても限界があり、更新が追いつかない商品はサイトの奥底に埋もれてしまい、お客様に商品を見つけてもらえないことが大きな悩みでした。
さらに、手作業での在庫管理は「売り越し」のリスクが大きく、在庫の正確な把握が難しいためAmazon Payやクレジットカードの即時決済の導入に踏み出すことができませんでした。注文が入ってから私たちが在庫を確認し、その後決済に進むというステップは、お客様をお待たせしてしまうだけでなく、機会損失に繋がる弱点でした。こうした運営面での限界が、本格的にリプレイスへ踏み切る決定打となりました。
SaaSとしての進化と、現場を知るプロの評価が決め手に
システム選定において一番の決め手は、実際にメルカートを導入して成果を出されている企業から、高い評価を聞いたことです。ジャンルこそ違えど、EC運営において「システムの使い勝手」や「サポートの質」がどれほど重要かは共通しています。実際に運用されている現場のリアルな満足度を知ることができたのは、大きな安心材料になりました。
また、メルカートがSaaS型のシステムである点も、私たちのような少人数体制には最適だと感じました。自分たちでエンジニアを抱えて機能を開発したり、複雑な保守をしたりすることは現実的ではありませんが、メルカートであれば世の中の変化に合わせてシステムが自動でアップデートされていきます。自分たちが手を動かさなくても、常に最新の機能が追加され、サイトが進化し続けてくれる点は非常に大きな魅力でした。最終的には、私たちの複雑な商品管理にも親身に寄り添ってくれたチームへの信頼が、導入の決め手となりました。
4倍の登録スピードと、専門性を活かす「メーカー専任制」
メルカート導入後、現場のスタッフからは「天国のような変化」という声が上がるほど業務負荷が改善されました。以前は実店舗で売れた商品の残数を数えてから手作業でWebサイトに入力するという「想像を絶する作業量」が発生していましたが、実店舗とECの在庫管理が完全に自動化されたことで、この膨大なルーチンワークが一切なくなり、スタッフが物理的に拘束される時間が大幅に短縮されました。商品登録もCSVの活用により、作業スピードは従来の約4倍に。これまで30分かかっていた登録作業が数分で完了するようになり、「入力」ではなく「買いやすさを考える」時間にリソースを割けるようになりました。
少人数で2万点を超えるSKUを回し続ける秘訣は、この効率化によって生まれた時間を活かした「メーカー専任制」をとっていることです。各スタッフが担当メーカーの動向を深く把握し、メルカートから得られるリアルタイムの販売データを掛け合わせて次に売れるものを判断できるようになりました。システムで解決できる事務作業を徹底的に削ぎ落としたことで、スタッフがそれぞれの専門知識を最大限に発揮し、クリエイティブな業務に集中できる環境が整いました。

広告費ゼロで会員数2倍。システムが後押しした「攻めの集客」と「買いやすさ」
2025年の一年間は広告を一切出稿せずに会員数が2倍以上に増加し、売上も目標達成間近という大きな成果が得られました。この要因として大きいのは、業務効率化によって生まれた時間を、Instagramを中心とした情報発信という攻めの施策に充てられるようになったことです。鮮度の高い情報を発信出来るようになったことで、新商品を紹介した翌日に即注文が入るケースも確実に増えました。「今これが欲しい」というお客様の熱量に、スピード感を持って応えられるようになった手応えがあります。
また、システム刷新による「見つけやすさ」と「買いやすさ」の変化も、成果の後押しになりました。まず外部検索(SEO)では、特別な対策を意識せずとも商品情報を正しく入力するだけでGoogle検索の上位に表示される機会が増え、指名検索のお客様に確実に届くようになりました。一方で、サイト内の利便性も劇的に向上しています。メルカートの検索機能は入力ワードを広く拾ってくれるため、2万点の商品点数があっても古いものが埋もれることなく、目的の商品や関連する小物をスムーズに見つけ出せるようになっています。実際、検索で見つけた小物を「ついで買い」してくださるケースが増えており、客単価の向上に繋がっています。

さらに、正確な在庫管理が可能になったことで、念願だったAmazon Payなどの即時決済を導入できたことも決定的な要因です。以前は在庫のずれによる「売り越し」のリスクから、注文後に私たちが在庫を確認し、その後に決済へ進むというタイムラグが発生していました。現在はその不安がなく、お客様が欲しいと思った瞬間に決済まで完了できるようになりました。こうした「外部からの流入」と「サイト内での見つけやすさ・買いやすさ」が噛み合ったことが、広告費に頼らない会員数倍増という成果に繋がったのだと考えています。
ECでも実店舗のような「距離の近い」接客を目指す
業務効率化で生まれた時間は、今後さらにお客様とのコミュニケーションを深めるために活用していきたいと考えています。以前実施していた、お客様からいただいた釣果写真の紹介や、スタッフによる実地レポートなどの情報発信を本格的に再開する予定です。オンラインショップでありながら、実店舗と同じようにスタッフの顔が見え、お客様との距離が近い温かみのあるショップ作りを強化していきます。
また、現在は実店舗とECでポイントの管理が別々のため、今後は共通ポイントの導入を検討し、店舗とECの垣根なく便利にお買い物ができる環境を整えていきたいです。ネット販売特有のドライな接客に留まるのではなく、お客様が24時間いつでも安心して買い物を楽しみ、困りごとがあれば頼っていただける。そんな一生の趣味に寄り添い続ける場所を目指したいです。
少人数体制こそ、システムによる「無理のない基盤」を
私たちのような少人数の事業者であればこそ、自動化によって「無理をしない運営基盤」を作ることが何より重要だと実感しています。こだわりを持ってディープな情報を発信し続けたい、あるいは専門的な接客に力を入れたいというような「人間にしかできない業務」に注力するためには、システムで解決できる事務作業を極限まで削る仕組みが不可欠です。
メルカートはバックオフィスの利便性が高く、現場のスタッフが直感的に使いこなせるサービスです。自分たちが本来やるべき仕事に集中できる環境を整えることは、結果としてお客様へのサービス向上にも直結します。ショップの個性を守りながら、持続可能な運営を目指す事業者様には、自信を持っておすすめできる基盤です。

-
社名
株式会社杜の家ブルック
-
創業
2000年
-
代表取締役社⾧
加藤 忠雄
-
所在地
〒982-0245 宮城県仙台市太白区秋保町湯向25-25
構築・運用・サポート
売れ続ける仕組みが作れるECネットショップ制作サービスをお探しの方はメルカートへ
成功のノウハウを集めた
実例集プレゼント!
デモも
受付中
この記事が気に入ったら
いいね!しよう
最新情報をお届けします





