販促機能で過去最高売上を達成!越境EC展開を見据えた「不二食品」が自社オンラインショップ構築にメルカートを採用した理由

「世の中に二つとない味を作る」を企業理念とし、昆布茶、梅こぶ茶、佃煮などを製造・販売する不二食品株式会社。北海道函館近海で獲れる真昆布をはじめ、とにかく良質な素材にこだわり、昭和24(1949)年の創業当初からファンの厚い支持を集めてきた。10年ほど前から、関西・中部エリアの圧倒的な知名度を背景にECモールを活用していち早くEC事業を展開し、オンラインでも人気を博している。そんな同社は2021年7月にメルカートを導入して自社ECサイト「不二食品公式オンラインショップ」をオープン。そこで同社が新たに公式オンラインショップを構築した狙い、メルカート導入の理由や今後の展望等について聞いた。

今回お話を伺った方

タチバナ産業担当者様
  • 不二食品株式会社
    久保 嘉昭 様

メルカート導入の目的・課題・効果

目的
  1. 公式オンラインショップから、日本全国への販路拡大と越境ECを視野に入れたEC事業体制を構築する
課題
  1. 越境ECに対応可能な公式オンラインショップをオープンしたい
  2. コロナ禍など、時代のニーズに合ったEC事業体制を整えたい
  3. ECモールでは独自のファンマーケティングがしづらい面がある
効果
  1. メルカートを導入し、事業規模に合わせたEC展開が可能になった
  2. 公式オンラインショップを中心に多面的なEC事業を展開して認知向上等に繋げた
  3. InstagramなどSNSを活用したブランディング施策に深みが増した

SNSなどを活用して自社のファンを増やし、今後「越境EC」を展開する軸として自社ECサイトをオープン

はじめに御社の事業内容とECサイトの概要を教えてください。

不二食品は昭和24年に創業しました。もともとは佃煮からはじまった会社ですが、今では昆布茶、梅こぶ茶などが関西、中部エリアにおいて高い知名度をいただいています。社名の由来は「世の中に二つとない味を作る」という企業理念に基づいています。ロゴマークに「ひょうたん」を採用しているのも、ひょうたんには全く同じ形がないためで、当社の企業理念をイメージしたものになっています。

  不二食品サイトキャプチャ2

御社ECサイト「不二食品公式オンラインショップ」では、現在、どのような商品を取り扱っていますか?

商品の中心は昆布茶、梅こぶ茶です。関西、中部エリアにおいては、スーパーでも数多く取り扱っていただいておりますが、公式オンラインショップでは約150アイテムを取り扱っています。これからもっと増やしていきたいですね。

 

現在、注力しているのはセット商品です。それからメール便で送付できる商品にも力を入れています。この狙いは、お客様にできるだけ送料無料で買っていただけるような仕組みを作りたいと考えているためです。送料の負担が小さくなれば、お客様のご利用も多くなると思います。

競合他社に対する“強み”はどのような点にありますか?

昆布茶、梅こぶ茶には、北海道函館近海で獲れる真昆布を使っています。真昆布は上品でバランスの良い出汁が取れる良質な昆布として定評があります。

 

昆布は海の中で育つので、毎年、味が変わります。味が変わらないよう、配合にも細心の注意を払い、毎年、同じ味になるように工夫してきました。お客様からも「昔から変わらない美味しい味ですね」とお声をいただいています。この「味」が強みだと考えています。

  不二食品サイトキャプチャ4

ECモールでEC事業をされていた御社が、新たに自社ECサイトをオープンしたのは何故でしょうか?

「不二食品公式オンラインショップ」は2021年7月にオープンしました。それ以前は、17年ほど2つのECモールで「こぶちゃ本舗」の名称で店舗を構えEC事業を展開しており、今後も他のECモールへの出店を計画しています。

 

自社ECサイトの構想が立ち上がったのは、コロナ禍の影響が大きいです。当社は百貨店などに実店舗を出店していますが、1回目の緊急事態宣言後に一気に売り上げが減少しました。ネット通販であれば、時代のニーズに合わせることができ、家から注文できる仕組みが構築できます。そこで、会社方針としてネット通販に力を入れることになり、既存のECモール店舗の運営に力を入れながら、1年ほどかけて公式オンラインショップをオープンすることになりました。

 

コロナ禍の影響でECモールの売り上げを伸ばすことができたので、その波に乗り、公式オンラインショップで自社のファンを増やしたいという想いもありました。同時期にTwitter、Instagram、LINEといったSNSで発信に力を入れはじめていたこともあり、SNSとの連動性を高め、不二食品のイメージを広め、ブランディングするためにも公式オンラインショップが不可欠だと考えたことも背景にあります。

メルカートを採用された理由を教えてください。

メルカートを採用した理由は大きく3つあります。1つは、越境ECに対応可能だったことです。当社は、将来、公式オンラインショップで越境ECに挑みたいと考えています。そこで越境ECが展開できるECサイト構築サービスを探していました。その過程ではじめにecbeingに出会い、相談してみると当社のEC事業の規模感と合致し、越境ECにも対応可能なものとしてメルカートを紹介してもらったのです。

 

2つめは、メルカートには他企業で豊富な採用実績があったことでした。使用する企業のインタビュー記事を拝見することができ、安心感がありました。

 

3つめはデザインの良さです。他のECサイト構築サービスと比較したところ、分かりやすく、現代的な美しいデザインが実現できていて「カッコいい」と評価しました。商品ページなども、当社が希望する美しいデザイン、スライドといった視覚効果が実現できています。

  不二食品サイトキャプチャ5

御社のEC事業の規模に合わせて変化でき、越境ECなどに対応可能な点を評価くださったのですね。

そうです。現在、当社ではWEB事業部を新設し、社長直下の組織としてネット通販やSNSでの情報発信などに力を入れ、体制を強化しているところです。越境ECについては、会社として体制を整えていく必要がありますので、将来的な事業の成長過程に合わせられるメルカートは我々の要望とマッチしていると考えました。

エートゥジェイのサポートを利用した感想を教えてください。

今回、私を含め、3名体制で公式オンラインショップを立ち上げました。全員がはじめての経験で、私は営業部との兼任で1つに集中できない状況でしたが、現在に至るまで、チームでレスポンス良く対応してくれています。

 

サポートは手厚いですね。取材だから持ち上げているわけではなく、担当者が積極的で定期ミーティングで様々な提案やヒントをくれるので満足しています。PayPayと連携をする際にも的確に手伝ってくれて、チーム内でしっかり情報が共有されている印象を受けました。メルカートで当社の公式オンラインショップを立ち上げて良かったと考えています。

  不二食品サイトキャプチャ7

公式オンラインショップをオープンされて、手応えはいかがでしたか?

「不二食品公式オンラインショップ」をオープンしてみると、広々とした畑の中に、ポツンと不二食品という店舗が建っているようなイメージで、想定内とはいえ、当初は集客に苦労しました。しかし、Twitter、Instagram、LINEなどSNSを活用して公式オンラインショップのオープンをお伝えすることで、少しずつ認知が広まってきています。

 

公式オンラインショップでブランドを固めることができ、実際の営業活動時のセールストークに使うこともできました。多少ではありますが売り上げに繋げることもできています。この調子でファンを増やし、売り上げを伸ばしていきたいです。

メルカートの機能を使い、どのようなEC施策を実施されましたか?

先月、会員様向けに「10%オフキャンペーン」を実施しました。この施策では新規の会員獲得に成功し、過去最高の売り上げを達成しています。お試し気分で公式オンラインショップを利用してくださるお客様も多かったので、今後も継続していきたいです。こういったイベントを設定する機能がメルカートにあることは良いことだと評価しています。

  不二食品サイトキャプチャ8

公式オンラインショップを活用した、御社のEC事業の今後の展開・展望を教えてください

現在は内製化を進め、自社でECのノウハウを蓄積していく段階と捉えています。そして、冒頭でお話ししたように、当社の昆布茶、梅こぶ茶といった商品は西日本を中心に知名度がありますが、そのノウハウを活用して公式オンラインショップで不二食品のファンを全国に増やしていきたいと考えています。今後は割引キャンペーンをはじめ、セット商品、メール便のアイテムも増やしていきたいですね。

 

まず、北海道から沖縄まで全国の方々に当社製品の魅力を知ってもらいたいと思っています。これまでの活動で全国からご注文をいただけるようになってきているので、全国規模に拡大し、いずれ越境ECを実現したいと考えています。

公式オンラインショップを活用した、御社のEC事業の今後の展開・展望を教えてください

メルカートは機能が豊富ですし、デザインも「カッコいい」と評価しています。いろいろなことにチャレンジできる体制が整っており、サポートも手厚いのでECサイトに興味のある企業にお勧めしたいです。

  1. 社名

    不二食品株式会社

  2. 設立年月日

    昭和24年11月4日

  3. 代表取締役社長

    藤井 隆義

  4. 本社

    大阪府大阪市港区弁天6丁目4番12号


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